結婚が決まって新婚生活を始めるときは、引越し資金や家具・家電を買い揃えなければならないので、何かとお金がかかりますよね。
このページでは、「新婚生活にかかる費用の総額」や「新婚生活に必要な家具・家電のリスト一覧」などを紹介しています。
円満な新婚生活を送るために、新居での新生活に必要な費用について学んでおきましょう。
新婚生活にかかる費用の総額は約100万円
新婚生活を始めるために必要な費用の総額は、約100万円と言われています。
高額すぎると感じる人もいるかもしれませんが、新居での新生活を始めるとなると、引越し費用、アパートやマンションの敷金・礼金・賃貸料、家具・家電の購入費用を短期間にまとめて支払わなくてはなりません。
さらに結婚式を前後に控えている場合は、結婚式でかかる費用の準備も必要です。
直前になって困らないように、新婚生活に必要な資金は前もって準備しておきましょう。
保険代の初期費用も忘れないで
結婚をきっかけに、保険に加入することを検討するカップルも多いのではないでしょうか。
また独身時代に加入していた保険を、結婚を機に見直すこともあるでしょう。
保険代の金額は加入内容によって異なるので一概には言えませんが、平均年収の共働き家庭では月額1〜3万円の保険に加入していることが一般的です。
将来のことを見据えて、保険についても夫婦で話し合っておきましょう。
新婚さん必見!夫婦の1ヶ月の生活費は20〜25万円
ブライダル総研がおこなったアンケート調査によると、夫婦の1ヶ月の生活費は20万~25万円と回答したカップルが全体の37%を占めていました。
データ元:http://www.joyobank.co.jp/woman/column/201510_08.html
同アンケートでもっとも多かった回答を元に、1ヶ月の生活費の内訳をまとめましたので、新婚生活を始めるときの参考にしてください。
食費 | 3万~4万円 |
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光熱費・通信費 | 3万~3万5千円 |
被服・美容代 | 1~2万円 |
交際費、趣味・レジャー費 | 1~2万円 |
保険料 | 2万~2万5千円 |
少しでも貯金に回したいと思う人は、外食を減らしたり飲み会などの交際費を抑えることで節約可能です。
引っ越し資金を節約する3つのコツ
新婚生活を始めるのをきっかけに新居に引っ越すカップルは多いと思います。
新しく家具や家電を買い揃えることを考えると、引っ越しで使うお金は少しでも節約したいですよね。
引っ越し資金を節約する3つのコツをまとめましたので、新居に引っ越す前にぜひ参考にしてください。
- 荷造り・荷解き作業はなるべく自分でおこなう
- 引っ越し料金の高い日や繁忙期を避ける
- 複数の会社に見積り依頼する
荷造り・荷解き作業はなるべく自分でおこなう
荷造り・荷解き作業は非常に手間がかかるため、引っ越し会社に頼んだほうが手間はかかりませんが、自分でおこなうことで引っ越し料金を節約できます。
また引っ越し会社が提供してくれるダンボールや梱包資材も、引越し料金に含まれています。
ダンボールは、スーパーや量販店で無料で手に入れることができ、割れ物などを包む緩衝材は、新聞紙や古い衣類やタオルで代用可能です。
梱包に必要な資材は自分で調達するのも節約のポイントです。
引っ越し料金の高い日や繁忙期を避ける
引っ越し料金は時期によって値段が異なります。
たとえば3月~4月半ばまでは、新入学、就職、転勤などで引っ越す人が多いため、料金が高くなる傾向にあります。
この時期の引っ越し会社は、多くの引っ越しに対応するために作業員を追加するなどコストをかけているので、必然的に料金が高くなってしまうのです。
新婚カップルが新居に引っ越す際は、3月~4月半ばを避けたほうがいいでしょう。
複数の会社に見積り依頼する
今はパソコン・スマホから簡単に引っ越しの見積もりができるので、あらかじめ複数の引っ越し会社に見積もりを出してもらいましょう。
料金やサービス内容の比較・検討が簡単にでき、条件に合った引っ越し会社を見つけることができます。
新婚生活に必要な家具・家電のリスト一覧
新婚生活を始めるときは新しく家具や家電を買い揃える必要があります。
独身時代に実家暮らしだったという人は、何を買うのかイメージが湧かないかもしれません。
実家や一人暮らしとは違い、夫婦で暮らし始めると色々なものが必要になってきます。
新婚生活に必要な家具・家電のリストをまとめましたので、購入の際に活用してください。
リビング・ダイニングは落ち着く空間にする
- テレビ&AVラック
- 電話機&電話台
- カーテン
- ソファ・椅子
- カーペット・ラグ
- 照明器具
- エアコン
- 掃除機
- マガジンラック
リビングで過ごす時間は長いので、家具やインテリアは妥協せずに選ぶことが重要になります。
テレビやソファは部屋のサイズに合ったものを選び、カーペットやラグ、カーテンは部屋全体の雰囲気を統一することを重視しましょう。
エアコンや掃除機などは家電量販店でまとめて購入すると安くなることもあるので、事前にどのタイプのものを購入するのか話し合っておくのがおすすめです。
リビングのインテリアは二人の意見が衝突しがちですが、なるべく二人の意見を平等に取り入れることを意識するとスムーズに準備を進めることができます。
キッチンは奥さんが使いやすいようにする
- テーブル
- 食器棚
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電子レンジ
- 調理器具(包丁・まな板など)
- 食器類
- 食器洗い乾燥機
- オーブントースター
キッチン用品は主に奥さんが利用する場所になると思います。
そのため奥さんの使いやすいものを選び、なるべく効率の良い導線になるように配置しましょう。
電子レンジやオーブンなどの家電商品は、安いものだとすぐに壊れてしまいますので、高額でもいいものを選択するようにしましょう。
逆にボウルやザル、計量カップなどの細々した調理器具は、百円ショップのものでも問題なく使用できます。
お金をかけるべきアイテムには出し惜しみせず、節約できるものは安く買うことが重要です。
バス・トイレまわりは将来のことも考える
- 洗濯機
- 洗濯カゴ・物干し
- バスタオル・バスマット
- ドライヤー
- 洗面器
- 浴槽のフタ
- ハンガー・洗濯バサミ
- タオル類
- 足拭きマット
- シャワーカーテン
洗濯機は、まとめ洗いが主流の忙しい共働き夫婦にとっても、子どもが増えたときに備えるためにも、容量の大きいものを選びましょう。
ハンガーや洗濯バサミは、十分な量を買ったと思っても必ず足りなくなるので、あらかじめ多めに購入しておくと安心です。
浴槽のフタは、一人暮らしのときは必要ないですが、夫婦が時間差でお風呂に入るときには必須のアイテムです。
シャワーカーテンは、ユニットバスのマンションやアパートの場合に必要になってきます。
寝室はリラックスできる空間に
- ベッド
- 寝具一式
- ドレッサー
- ワードローブ・洋服ダンス
- カーペット・ラグ
- サイドテーブル
- 電気スタンド
- 加湿器
- 押し入れ収納家具
- 除湿機・乾燥剤
寝室は夫婦が一番リラックスできて心地よい空間でなくてはならないので、家具選びも妥協できません。
寝室の中で最も重要なアイテムはベッドと寝具一式です。
ベッドは寝室の広さやライフスタイルに合わせてサイズを選び、寝具は夏冬で切り替えられるタイプのものを購入しましょう。
羽毛布団は、多少値段が高くても質の良いものを選んだほうが長持ちします。
ワードローブや洋服ダンスは、部屋の収納だけでは足りないときに重宝するのでおすすめです。
玄関は誰が見ても問題ないようにする
- 鏡・姿見
- 傘立て
- 玄関マット
- スリッパ
- スリッパラック
- コート掛け
- 鍵収納
- 靴べら
玄関はドアを開けたときにすぐ目に入る場所なので、必要なものは早めに準備する必要があります。
鏡や姿見は出かける前に身だしなみをチェックする際に便利ですが、もし玄関に置くスペースがない場合は、寝室に置くことをおすすめします。
スリッパは来客用に多めに準備しておき、合わせてスリッパラックを買うことも忘れないようにしてください。
コート掛けはあると便利なアイテムですが、玄関が狭い場合は無理に置かないほうが見栄えがいいでしょう。
一人暮らしの経験があればリストの初期費用より抑えられる
新居での新婚生活を始める際、結婚式や新婚旅行と時期が重なることが多いので、何かとお金が必要になります。
上記で新婚生活に必要な総額は100万円だと説明しましたが、結婚前に一人暮らしをしていた場合は、家具や家電をそのまま使用できるので、かなりの費用節約になります。
新婚生活でかかる費用を少しでも抑えたいと思っているなら、買い換えるべきものと、そのまま使用できるものを事前にリストアップしておくといいでしょう。
洗濯機や冷蔵庫はすぐに買い換えなくても大丈夫
洗濯機や冷蔵庫は、一人暮らしのときに使っていたものがあれば、すぐに買い換えずに結婚後も使用して問題ありません。
一人暮らしの人は洗濯する回数が少ないので、ある程度年数が経っていても良い状態を保っているからです。
冷蔵庫は決して安い買い物ではありませんが、質の良いものは使用年数が長く、長期的な目で見れば他の家電よりお得感はあります。
洗濯機の寿命は8年程度、冷蔵庫の寿命は15年と言われているので、その時期がきたら買い換えればいいのではないでしょうか。
元々持っていた洗濯機や冷蔵庫に不便を感じなければ引き続き使用し、買い換えるときは高額でも質の良い商品を選ぶようにしましょう。
新婚生活の前に断捨離!不要なものは思い切って処分しよう
新婚生活を始める前に、不要なものはあらかじめ処分することも重要です。
独身時代に使っていた一人掛けソファやシングルベッドは、思い切って処分しましょう。
また多すぎる衣服・バッグ・靴に加え、趣味のコレクションなども断捨離の対象になります。
思い入れが強くて処分したくないという場合もあるかもしれませんが、これから二人の新婚生活が始まるのですから、気持ちを新たにする意味でも断捨離は必要です。
荷物が増えると引っ越し料金も高くなるので、できれば引っ越し前に断捨離をおこないましょう。
新婚生活に必要な家具・家電を安く揃える節約術
新婚生活で必要な家具や家電は、良いものを買い揃えたいと思う反面、できるだけ安く買いたいですよね。
家電や家具などの大型商品は値段が高いので、予算オーバーしてしまいがちです。
買い方を工夫すれば通常価格より安く購入することも可能です。
新婚生活に必要な家具・家電を安く揃える節約術を紹介したいと思います。
- 家電量販店が開催するセール時に購入する
- 他の家電量販店の金額を出して値引き交渉する
- オークションで型落ちのものを選ぶ
家電量販店が開催するセール時に購入する
ほとんどの家電量販店では、年に2回の決算セールをおこなっているので、その時期を狙って買いに行くことをおすすめします。
セールの時期はお店によって多少違いますが、2月〜3月、8月〜9月におこなわれることが一般的です。
購入するときのポイントとしては、セールが始まる前に欲しい商品の目星をつけておき、セールが始まったらなるべく早く購入するほうがいいでしょう。
他の家電量販店の金額を出して値引き交渉する
家電量販店で欲しい商品を見つけたら、値引き交渉をすると定価より安くしてもらえる場合があります。
その時点で購入してもいいのですが、他の家電量販店の見積もりの金額を提示すると、提示された店側はさらに安い金額で売ってくれる可能性があります。
商品によっては、値引き交渉を想定して高めの金額設定がされていることがあるので、値引き交渉をしないと損をしてしまうかもしれません。
オークションで型落ちのものを選ぶ
新婚生活で必要な家具や家電は、オークションを利用して購入するのもひとつの手段です。
型落ちの新古品やメーカー生産が終了した商品が、定価より安く出ていることがあるので、欲しい商品があったら迷わずすぐに落札しましょう。
注意点を挙げるなら、新古品やメーカー生産終了の商品は、保証期間が短い・過ぎている可能性があります。
落札する前に保証期間の確認は必ずおこないましょう。
新婚生活に必要な費用を分担する3つのおすすめ方法
新婚生活に必要な費用は平均100万円だと説明しましたが、その金額を夫婦でどのように分担するべきなのか迷ってしまいますよね。
好きで夫婦になった二人とはいえ、お金に関する考え方が同じとは限りません。
お金のことでギクシャクしないためにも、費用を分担するおすすめの方法を紹介します。
- 二人の収入の割合で分担額を決める
- 後で揉めてしまわないように折半する
- 共通の口座から支払う
二人の収入の割合で分担額を決める
共働き夫婦なら、それぞれの収入額で費用の分担額を決めてみてはどうでしょうか。
一昔前までは、男性のほうが多く負担するという考えが定着していましたが、それは女性が家庭に入って専業主婦になるのが当たり前だった頃の話です。
二人とも働いて収入があるなら、収入の割合で分担額を決めればどちらも無理なく支払えるので揉める心配がありません。
夫婦の収入についてお互いオープンにする必要がありますが、新婚生活を始めるときに話し合うのが一番良いタイミングではないでしょうか。
後で揉めてしまわないように折半する
夫婦の収入額・貯金額に関わらず、費用は完全に折半する方法もあります。
収入が高くても貯金がない場合や、その逆のパターンもあるので、二人の収入の割合で決めるのが必ずしも正解とは言えません。
またどちらか一方の親から援助金をもらえた場合など、収入や貯金だけでは平等に分担額を決められないこともあります。
費用分担の割合を決めかねているなら、分かりやすく折半にすればトラブルにならずに済むでしょう。
共通の口座から支払う
二人の共通の口座を持っておけば、必要な出費はその口座から支払えるので分担額で揉めることはありません。
新婚生活を始める費用を計画的に貯めることができますので、結婚費用や新生活でかかる費用について積極的に話し合い、1ヶ月でいくら貯金するか決めておくことが重要です。
結婚後のお金の管理にも繋がりますので、結婚前に貯金用の共通口座を作っておくことをおすすめします。
結婚後は夫婦の財布(お金の管理)をまとめたほうが経済的
新婚生活を始めたら、夫婦の財布を一つにまとめたほうが家計を管理しやすくなります。
今は二人だけの生活ですが、将来子どもが増えればマイホームを購入することも考えられますし、教育費も必要です。
そういった将来の支出に備えて貯金をする際、お金の管理は妻または夫がまとめて管理すると、家計の収支を把握した上で無駄なく貯金することができます。
もし臨時出費が多くなってしまうことがあっても、夫婦のどちらかが収支を把握していれば軌道修正しやすいはずです。
なお、お金を管理するのは「妻」というイメージを持っている人が多いかと思いますが、夫婦どちらが管理しても構いません。
結婚に関わる費用の総額や貯金の方法については、下記の記事でも紹介しているので、合わせてご覧ください。
結婚にかかる総額費用は?結婚資金や貯金の貯め方・両家の親が分担する方法など
結婚費用の平均総額や結婚資金のや貯金の貯め方などについて紹介。結婚に関する費用を両家の両親で分担する方法や、結婚に関する費用を細かく解説しています。結婚資金はどの程度必要になるのか、事前にチェックしておきましょう。
結婚式を挙げる人は式場割引サイト「ハナユメ」を要チェック
これから結婚式を挙げることを考えている人は、式場割引サイトのハナユメをチェックしておきましょう。
同じ内容の式でも、ハナユメを利用するだけで結婚式費用が100万円以上割引されるとプレ花嫁の間で話題です。
ハナユメについては、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
ハナユメを使って結婚式を挙げた感想|選んで良かったサービスの内容を紹介
私が実際にハナユメを利用して結婚式を挙げた流れや感想を紹介しています。結婚式の質は落ちないのか、いくら割引してもらえるなどハナユメを利用する際に気になるポイントを実体験から解説!利用するか迷っているプレ花嫁のみなさんの疑問に答えていくので、要チェックです。