一生に一度の晴れ舞台である結婚式。
誰もが幸せな気持ちで終えられることを願っているはずです。
しかし実際にはトラブルに巻き込まれ、最悪の結婚式になってしまうケースも珍しくありません。
ニュースでも取り上げられ話題となったホテル メルパルク仙台のトラブルは知っている人も多いと思いますが、取り上げられていないだけで悔しい思いをした先輩花嫁は大勢います。
この記事では、メルパルク仙台のような式場とのトラブル事例から、友人や親族、パートナーとの間で起こった揉め事について紹介していきます。
どんなトラブルが起きる可能性があるのか知っておくことで、ある程度、回避できるのでぜひ参考にしてください。
結婚式でトラブルになってしまうケースはどんな時?
結婚式をめぐるトラブルで最も多いのは、新郎新婦と式場との間で起こるトラブルです。
国民生活センターのホームページに、どんなトラブルが多いのか記載されていましたので参考にしてください。
具体的なトラブル内容としては「申込金が返金されない」等、契約段階でのトラブルや、契約後の打ち合わせ段階、そして、「担当者の手違いで当日の料理が打ち合わせと違った」等、結婚式当日のトラブルに関する相談などさまざまな場面のものがあります。中でも多いのは、「契約・解約」に関する相談で、全体の9割近くを占めています。
引用元: 国民生活センター
また多くの人と関わる大イベントである結婚式では、式場とのトラブルだけでなく身内と揉めてしまうケースも珍しくありません。
トラブルに発展する可能性がある人をまとめると、以下のとおりです。
- 式場
- 友人
- 親や親族など両家
- パートナー
結婚式が原因で、今まで築いてきた人間関係が壊れてしまうこともあります。
自分にも起こりうることだと認識し、トラブル回避に役立ててください。
では、間柄別にトラブル事例を紹介していきます。
式場とのトラブルが一番多い!よくある3つの事例を紹介
まずは最も発生件数の多い、新郎新婦と式場との間で起こったトラブルです。
- 強引に契約させられたうえに内金が返金されなかった
- 見積もりと請求額が違った
- 式場側に不備があったのに返金がなかった
とても残念ですが、自社の利益を優先して新郎新婦の気持ちを無下にする式場もありますので、式場選びは慎重におこなわなければなりません。
強引に契約させられたうえに内金が返金されなかった
結婚式場の中には、ブライダルフェアに来たカップルに対してしつこく勧誘し、無理やり契約させる式場もあります。
実際に管理人の周りでも高圧的な態度で契約を迫られた友人がおり、話を聞きましたが、とてもひどいものでした。
式場が特定できなければ書いてもいいと許可をもらったので、どんな対応だったのか紹介します。
管理人の友人が参加したブライダルフェアは、あるキャラクターとのコラボ企画で開催されたイベントです。
- ブライダルフェアの特典であるキャラクターのクリアファイルを手に持ち、契約するよう迫られた(特典を受け取るのだから契約しろという圧に感じた)
- 今すぐ挙げるつもりがなくても、準備に3年かかるから契約しておくべきと言われた
- 披露宴会場の飾り付けが気に入り、結婚式当日にもやってもらえるか聞いたら「わからない」と明らかに不機嫌になったうえに調べてくれなかった
結婚式の準備に3年かかるという話は、初めて聞きました。
あまりにもひどい煽り文句で驚きます。
管理人は挙式日の7ヶ月前に契約して結婚式を挙げていますし、急げば4ヶ月で準備をすることも可能です。
管理人の友人は断ったのでそれ以上トラブルに発展することはありませんでしたが、勧誘に負けて内金を払っていたら、返金をめぐって揉めていたかもしれませんね。
対策:当日契約はしない
当日割引などで契約を促されても、一度持ち帰って十分に検討したうえで契約をおこなってください。
交渉次第では、後日の契約でも当日割引を適用してもらえたり、それ以上の割引を提示してもらうことも可能です。
値引き交渉のコツについては、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
結婚式の値引き交渉にはコツがある!赤字ギリギリまで安くしてもらう交渉術
結婚式の値引き交渉にはコツがある!限度はどこまで?式場に割引してもらって安く済ませるためには、戦略が必要です。しつこい強要や自分たちのメリットだけ考えるのはNG。プランナーさんとよい関係を築きつつ、赤字ギリギリまで安くしてもらう交渉術を紹介しています。
見積もりと請求額が違った
最初の見積もりと実際の請求額が違うなど、見積もりに関するトラブルも少なくありません。
ゼクシィ結婚トレンド調査2018によると、全体の79%の人が見積もり額よりも高くなった経験をしています。
そして驚くのが、その差額です。
見積りより金額が上がった人に対して、上がった金額を尋ねたところ、「プラス100~120万円未満」が23%で最も高く、次いで「プラス40~60万円未満」が14%、「プラス200~220万円未満」が12%、「プラス20~40万円未満」が11%、「プラス140~160万円未満」が10%で続く。平均は109.2万円となった。
引用元: ゼクシィ結婚トレンド調査2018
最初の見積もりから100万円アップは当たり前で、200万円以上高くなってしまった人もいることがわかります。
対策:最初にチェックして値上がりしない見積もり書を出してもらおう
打ち合わせを進めてしまうと簡単にキャンセルはできませんし、新たな式場を探すのも大変です。
契約前に見積もり書を隅々までチェックし、後から値上がりのないようにしておきましょう。
結婚式の見積もりチェックポイント〜見積書の見方から注意点まで解説〜
結婚式の見積もりをもらったときにチェックすべきポイントは?実際に管理人がもらった見積もりをもとに、見積書の見方から比較方法、注意点まで徹底的に解説しています。式場と交渉できる項目を見逃すと、損をしてしまいますよ。
式場側にミスがあったにもかかわらず返金がなかった
式場側にあきらな不備があったにもかかわらず、返金がなくトラブルになった事例を紹介します。
- プランナーの確認不足で披露宴会場が押さえられておらず、狭い会場に変更になった
- メイクやヘアアレンジ、ブーケが打ち合わせと違う仕上がりになった
- 姪っ子にリングガールをお願いしていたのにプランナーが忘れていた
- バスの運転手が集合場所を間違えており、ゲストが何人も遅刻してしまった
- ウェディングケーキに他のカップルの名前が書かれていた
- 結婚式の3日前にプランナーのミスで引出物が用意されていないことが発覚しただけでなく、自分たちで用意したら持ち込み料を請求された
せっかくの晴れ舞台で、このような失敗をされて本当に悲しかったと思います。
結婚式をやり直すことはできないのですから、せめて誠意を見せてほしいところですが、返金もなく謝罪だけで済まされるケースがほとんどです。
全額返金とはいかなくても、不備があった項目については返金に対応してもらいたいですよね。
対策:プランナーではなく責任者と話しをしよう
返金を請求してもいいような大きなミスをされた場合、プランナーではなく責任者と話しをしましょう。
プランナーは料金を変更する権限を持っていないため、どうしてもマニュアル対応になってしまいます。
そもそも不手際があったのであれば責任者から謝罪があるべきですので、直接話しをさせてもらいましょう。
友人関係がこじれてしまった結婚式のトラブル事例
結婚式が原因となり、友人関係がこじれてしまうことも珍しくありません。
以下の3つの事例を紹介していきます。
- ご祝儀を持ってこなかった、あるいは自分が包んだ金額より少なかった
- 結婚式当日に余興をキャンセルされてしまった
- 二次会の幹事に負担をかけすぎてしまった
ご祝儀をめぐって友人関係がこじれることはよくある
結婚式に招待した友人がご祝儀を持ってこなかった、あるいは自分が相手の結婚式に参列したときに包んだ金額より少なかったというのは、よくある話しです。
直接、文句を言う人は少ないですが、なんとなくギクシャクして今まで通り接することができず疎遠になるケースも珍しくありません。
ご祝儀の相場はだいたい決まっているため、それより少ないとどうしてもモヤモヤしてしまう気持ちも分かります。
対策:参列してくれることに感謝しよう
友人からのご祝儀が相場である3万円より少なかった場合、そんなに出す価値がないと思われたようで悲しくなるかもしれません。
しかし結婚式当日に時間をつくって参列してくれることに感謝するべきです。
結婚式は、ご祝儀を回収して利益を出すためのイベントではありません。
参列してくれるだけで嬉しいと思える関係性の人だけを呼んだほうが、お互いにとって良いと思います。
結婚式当日に余興をキャンセルされてしまった
結婚式当日に余興をキャンセルされてしまい、友人関係が崩れてしまった事例もあります。
友人からすると余興を頼まれたことが重荷だったのかもしれませんが、ドタキャンをされてしまうと困ってしまいますよね。
その他にも、新郎側と新婦側の余興の内容がかぶってしまったり、披露宴の雰囲気を壊してしまう下品な内容であったりするケースもあります。
対策:しっかりと事前チェックをしておこう
依頼したら終わりではなく、進み具合や内容の確認などはするべきです。
サプライズということであれば式場と直接、連絡を取ってもらうと良いと思います。
「頼んでおいたから大丈夫」と放置せず、フォローを忘れないようにしましょう。
二次会の幹事に負担をかけすぎてしまった
二次会の幹事を友人に依頼するのはよくあることですが、実はトラブルに発展してしまうケースも少なくありません。
結婚式の二次会をめぐってトラブルになる原因は、以下のとおりです。
- 二次会の場所やゲームの内容などを丸投げしてしまった
- 友人Aに「友人Bと幹事をお願い」と伝え、友人Bには直接お願いしていなかった
- ビンゴの景品が安いものしかなく、盛り上がらなかった
- 二次会の時間が早すぎて新郎新婦が遅刻してしまった
対策:基本的な方針は新郎新婦が決めよう
二次会会場や開始時間、予算など、基本的なことは新郎新婦が決めましょう。
すべて幹事に丸投げしてしまうと、どうしていいか分からず嫌な思いをさせてしまいます。
また複数人に幹事をやってもらう場合は、必ず一人ずつお願いして失礼のないようにしてください。
親族など両家間で揉めるケース
結婚式をめぐって両家間で揉めてしまったケースを紹介します。
- 両家で負担する費用の割合がうまく決まらなかった
- 式場を勝手に決めてしまいキャンセルすることになった
結婚は2人だけの問題ではなく、両家が絡んできます。
両家で負担する費用の割合がうまく決まらなかった
両家間でトラブルになる原因として多いのが、お互いの親や親戚から援助してもらう資金の割合をめぐる問題です。
最初に折半と決めたとしても準備が進んでいく中でゲストの人数に差が出たり、費用が高くなりすぎたりすると、どちらかに不満が出てきてしまいます。
対策:負担割合は結婚式費用が明確になってからおこなう
両家間で決めた負担割合をめぐって後から揉めないために、ある程度、結婚式にかかる費用が明確になってから話し合いをおこないましょう。
最初に決めたことを変更するから揉めるのであって、すべての費用を明確になったうえで話し合いをおこなえば後から不満が出ることはありません。
もしも両家から援助してもらえる金額が違い、揉めそうなのであれば金額が少ない方に合わせるとよいと思います。
また自分の親は自分で説得し、両家間の問題に発展させないようすることも大切です。
式場を勝手に決めてしまいキャンセルすることになった
両家に相談なく結婚式場を決めたものの、後から反対されてキャンセルせざるを得なくなってしまうカップルも少なくありません。
例えば、お互いの実家が遠い場合、結婚式を挙げる場所から意見が食い違う可能性があります。
2人はシンプルな結婚式を挙げたいと思っていたとしても、地域性などから親は豪華な結婚式を望んでいる場合もあるでしょう。
対策:相談してから結婚式場と契約を交わそう
ブライダルフェアに参加するのは自由ですが、契約を交わすのは両家に相談してからにしましょう。
プランナーに契約を勧められたとしても、両家に相談したい旨を伝えればしつこく勧誘されることはないはずです。
そこで食い下がるようであれば、悪質な勧誘で顧客を獲得している式場である可能性が高いため、やめたほうがいいかもしれません。
パートナーと結婚式の準備で喧嘩になるトラブル
パートナーとの喧嘩が原因で結婚式を延期することになったり、そのまま破談になったりする事例は後を絶ちません。
新婦がマリッジブルーになったり、お互い忙しいにもかかわらず、どちらか一方に準備を丸投げしたりすることが喧嘩の主な原因です。
管理人もパートナーが結婚式の準備を手伝ってくれなかったため、何度か不満をぶつけてしまったことがあります。
相手からすると好きなようにすればいいという優しさのつもりだったと思うのですが、管理人からすると丸投げされているように感じていい気はしませんでした。
きっと同じようなプレ花嫁も多いのではないでしょうか。
対策:お互いに気持ちを伝え合いながら準備を進める
パートナーに対して不満を抱いた時に、心の中で思っているだけで伝えない人も多いと思います。
しかし我慢してしまうと、いざ不満が爆発したときに感情的になりすぎて喧嘩をこじらせてしまう可能性が高くなります。
日頃からコミュニケーションをとり、思ったことはその場ですぐに伝えると余計な喧嘩はなくなるはずですので心がけてみてください。
裁判で損害賠償を請求した事例もある
結婚式をめぐるトラブルによって裁判を起こし、損害賠償を請求した事例を2つ紹介します。
トラブル回避できるのが一番ですが、万が一巻き込まれてしまったときは諦めずに対処してくださいね。
料金を支払ったのに業務が最後までおこなわれなかった
挙式後に後撮りをおこなう契約をしたにもかかわらず、式場側のスケジュールの問題で実施されなかった事例です。
そのまま何ヶ月も延期になり、料金も返金されなかったため新郎新婦は裁判を起こしました。
契約が交わされていたこと、料金が支払われていたことから、業務が最後まで遂行されていないと判断され損害賠償の請求が可決。
延期され続け、式場側に実行するつもりがあるのか分からない状態だったため、一種の詐欺のようなものですよね。
小物や引出物を失くされてクレーム
両親へプレゼントする贈呈品を式場に預けたところ、失くされてしまい損害賠償を請求した事例です。
式場側の不手際になるため、当然ながら業務を怠ったと判断されました。
裁判になっていないだけで、このようなケースは少なくありません。
多くの場合、失くされた物と同等の金額を返金してもらい、さらにサービスをつけてもらう形で示談になります。
結婚式はやり直せない!トラブルは絶対に回避しよう
トラブルになってしまえば、一生に一度の晴れ舞台が台無しです。
結婚式をやり直すことはできませんので、揉め事にならないように気を付けましょう。
最後に、トラブル回避のポイントをまとめておきます。
- 強引に勧誘してくる式場とは契約を結ばない
- 後から値上がりしない見積もり書を出してもらう
- ご祝儀がもらえなくてもいいと思える友人だけを招待する
- 余興や二次会の幹事をお願いする友人に対してフォローをおこなう
- 式場と契約する前に了承を得る
- 負担割合は見積もり書をもらってから決める
- パートナーとは話し合いをしながら準備を進める
上述したように、最も多いのは式場とのトラブルです。
質の悪い式場を選ばないようにすることが、結婚式におけるトラブルを回避するために重要であるといえるでしょう。
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