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マリッジブルーという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

しかしマリッジブルーは結婚を控えている人が陥るような幸せな悩み、などと考えていませんか。

実際マリッジブルーとは、自分がその立場になってみないと辛さを理解することができません。

あなたが周りの人に対してマリッジブルーなの、と言ったところで、結婚を目前にしてなにを言ってるんだと思われてしまうのが現状です。

しかし、ゼクシィなどのンケート調査を統計してみると、男女含めて4人に3人の割合で結婚前にマリッジブルーを経験していました。

マリッジブルーを経験したことはありますか?

そもそもマリッジブルーってなに?

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マリッジブルーとは結婚準備期間に不安感に襲われ、憂うつな気持ちになってしまうことです。

マリッジブルーとはマリッジ(結婚)とブルー(憂うつ)の複合語であり、結婚準備や結婚式準備に追われているうちに、急な不安感に襲われ憂うつな気持ちになってしまうことです。

結婚前の女性におこる特有の症状だと思われてしまいがちですが、実際には男性でもマリッジブルーになることがあります。

女性の場合は、結婚準備の忙しさや新生活での家事の不安などから、今結婚してもいいのか、本当にこの人と夫婦としてやっていけるのかと悩む人が多いですが、男性の場合は独身でなくなってしまう窮屈さや、家族を養っていくプレッシャーなどが主な要因となっているようです。

マリッジブルーが深刻になってしまうと最悪の場合、結婚が破談になってしまうこともあります。

マリッジブルーに陥ってしまわないことが一番良いのですが、事前に対処法を知っているだけで気持ちが楽になることもあるので、結婚を控えているのであれば男性も女性もマリッジブルーについてよく理解しておきましょう。

よくある質問は「これってマリッジブルーなの?」

マリッジブルーに関してよくある質問は「これってマリッジブルーなの?」と自分自身でわからなくなってしまっているケースです。

マリッジブルーには、具体的な定義や症状がありません。

そのため自分がマリッジブルーになっているのか、はたまた違う問題に衝突しているのかで悩んでしまっていることが多いのです。

結婚準備をしているからという理由だけで、得体の知れないマリッジブルーという言葉に左右されているのは理解しているものの、実際に自分がマリッジブルーに陥っているのかは、マリッジブルーを経験した人に聞いてみないとわかりません。

もしも自分がマリッジブルーかも、と思うのであれば、まずは身近な既婚者に相談してみましょう。

マリッジブルーを経験している人であれば、対処法のアドバイスをもらうこともできますし、実はマリッジブルーではない悩みを抱えていることに気づくことができるかもしれません。

いつからマリッジブルーになってしまうの?

一般的なマリッジブルーは、結婚準備をしているときに陥るものとされていますが、マリッジブルーになってしまうきっかけには様々なケースがあります。

実は多くの場合が、結婚式について考えはじめたときから、入籍をしたときから、など結婚が現実的になってくる過程でマリッジブルーに陥りやすくなってしまいます。

周りや自分の環境が変わってしまう結婚というイベントに、気持ちがついていかなくなってしまうとマリッジブルーになりやすくなってしまうのです。

マリッジブルーのピークはいつ?

結婚式準備がスタートしたころ 35%
結婚式準備のピーク 15%
プロポーズの感動が落ち着いたころ 11%
同居を始めたころ 9%
親への挨拶や親戚に紹介された頃 8%
プロポーズ直後 8%
婚姻届け提出の直前 7%

平均して1〜2週間を過ぎるとほぼ解消する

マリッジブルーは、平均して1〜2週間を過ぎるとほぼ解消すると言われています。思っているよりもすぐにおさまる症状だということに気がついていただけたでしょうか。

しかしマリッジブルーになってしまう人のほとんどが、自分がマリッジブルーになっていることに気がついていません。

マリッジブルーになりやすい時期に自分が当てはまり、無性に不安になってしまったりイライラしたりしているのであれば、マリッジブルーかもしれないと自覚することが解消するための第一歩ですよ。

マリッジブルーになる3つの原因

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マリッジブルーになってしまう原因は数え切れないほどあります。

その中でも多いのが、結婚準備などでパートナーと意見が合わない不安、住み慣れた地元を離れてしまうなどの環境の変化への不安、新生活を上手くやっていくことができるのか不安、などではないでしょうか。

  • パートナー
  • 環境の変化
  • 新生活への不安

人生の中でも新しいスタートになる結婚に対して、誰しもが不安になることは間違いありません。

しかしそれをマリッジブルーとして片付けてしまって本当に良いのでしょうか。

結婚準備は期間が決まっているうえにやるべきことが山のようにあるため、毎日時間に追われて忙しい期間になります。

そんな中で不安感を抱いてしまい、気持ちが爆発してしまうのもわかります。

結婚準備の忙しさはお嫁さんになる覚悟を試すもの

結婚準備での忙しさは、結婚に向けてお嫁さんになる覚悟ができているのか試すものでもあります。

本当にこの人と結婚してもいいのかと悩んでいた人でも、マリッジブルーを乗り越えてしまえば、やっぱりこの人と結婚してよかったと感じているのです。

原因ばかりを考えて思いつめるのではなく、結婚準備をしている状況を少しでも楽しむことができるように考えてみてはいかがでしょうか。

いつかは結婚準備をしている期間ですら、いい思い出だったと感じる時がきますよ。

マリッジブルーが原因でケンカになってしまったときは?

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マリッジブルーを経験している人が同時に悩みやすいのが、マリッジブルーが原因でパートナーとケンカになってしまうことです。

たしかにマリッジブルーが原因で婚約破棄になってしまう話なども少なくはありません。

マリッジブルーになってしまった人の特徴として、自分が悩んでいることを口に出せずに思い詰めてしまうことがあります。

そのため結果としてパートナーの前で機嫌が悪くなってしまい、ケンカに発展してしまうのです。

そんなときはケンカになってしまったことを悔やむのではなく、いい機会だと思うようにして自分の気持ちをすべて伝えるようにしましょう。

マリッジブルーに陥ってしまうと、何かきっかけがない限り自分の意見をすべて話すことができなくなってしまう人がいます。

ケンカをすることにより、お互いが何を思い、今後どうすることが適切なのか考えることができるのです。

たとえマリッジブルーでケンカになってしまったとしても、パートナーはきっと受け止めてくれます。

もしも受け止めてくれないようなパートナーであれば、そもそも結婚を考え直したほうがいいかもしれません。
ケンカになるくらいなら言わないほうがいいは間違い

マリッジブルーの女性によくあるのが、ケンカになるくらいなら言わないほうがいい、という考え方です。

彼にマリッジブルーで不安になっていることを相談できずに、一人でマリッジブルーに陥っている人は数多く存在しています。

しかしケンカになることを恐れ、そのまま一人でマリッジブルーと戦い続けることが果たして正解なのでしょうか。実はマリッジブルーの一番の対処法は誰かに相談することなのです。

ケンカになってしまうからマリッジブルーになってしまったことを言わない、という選択は結婚に向けての最善の策とは言いがたいですよ。

「新郎」

ケンカになってしまうからといって、相談しないのは逆効果ですよ。

マリッジブルーで婚約が破談になると後悔する?

実際にマリッジブルーに陥ってしまった人の中には、婚約が破談になってしまったという人も少なくありません。

しかしマリッジブルーという一時の感情に左右されて婚約を解消してしまうと、後悔してしまうことも多いのです。

もちろん婚約が破談になったことで運命の人と出会うことができたという人もいますが、自分も必ずそうなると言い切ることはできませんよね。

マリッジブルーという理由で破談になってしまう時は、一度踏みとどまって考え直すことが必要なのです。

そのためにも、マリッジブルーになってしまった時の解消法と乗り越え方を頭に入れていきましょう。

マリッジブルーの解消法と乗り越え方

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もしも自分がマリッジブルーになってしまったと思うのであれば、マリッジブルーから抜け出す方法を考えましょう。

マリッジブルーになってしまった人が抜け出すには、誰かに相談することが得策だと言われています。

母親でも友人でも職場の先輩でも大丈夫です。自分が今、不安に感じていることを話してみましょう。

話すことで自分の気も楽になりますし、マリッジブルーから抜け出せるようなアドバイスをもらえることもあります。

自分でもマリッジブルーについて情報収集をする

結婚に対する意見は千差満別なので身内や友人の意見だけでは偏ってしまうことがあるのです。

情報を集めることでより客観的な判断をすることもできますし、冷静になることもできますよ。

何よりも大事なことは、マリッジブルーになってしまうのが決して自分だけではないと気づくことです。

マリッジブルーは誰もが経験していますし、ほとんどの人が乗り越えて幸せな家庭を築いています。

マリッジブルーで苦しんでいるのが自分だけだと思わずに、誰でも乗り越えてこれた試練のようなものだと考えるようにしましょう。

マリッジブルーになりやすい人と対策法

マリッジブルーは、完璧主義の人や心配性な人がなりやすいと言われています。

完璧主義の人は結婚をすることによって得られるメリットを考えるようになり、この人と本当に結婚してもいいのか不安に感じてしまうことが多く、心配性の人は結婚そのものについて漠然と心配になっていることが多いのです。

もしも自分が完璧主義・心配性と感じる人は、事前にマリッジブルーへの対策をしておくといいですよ。

マリッジブルーの対策でしておくべきことは、一人で溜め込むのではなく誰か相談できる相手を確保しておくことです。

自分がマリッジブルーになってしまうかもしれないと感じているのであれば、事前に結婚について相談するかもしれない旨を伝えておくと、何か不安に感じることがあっても気兼ねなく相談することができるのでおすすめですよ。

彼女がマリッジブルーになったときに男性にしてほしい3つの対応

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マリッジブルーは女性がなってしまう確率が高いと説明してきましたが、もしも彼女がマリッジブルーになってしまったのであれば、彼女のために彼にしてほしい3つのことがあります。

  • 彼女の話をとことん聞いて大丈夫だと伝える
  • 価値観の違いはお互いが努力して寄り添うことで解決する
  • 気分転換できることに誘ってみる
彼女の話をとことん聞いて大丈夫だと伝えましょう

もしも彼女がマリッジブルーになってしまったのであれば、彼女の話をとことん聞いてあげましょう。

そして、彼女が不安に感じていることや心配していることは、すべて二人で乗り越えていけるから大丈夫だと言ってあげましょう。

この時彼女は感情的になって話をしてくると思いますが、あなたは感情的になってはいけません。冷静を装い、すべて大丈夫だと諭してあげるのです。

マリッジブルーになってしまっている女性は、彼に大丈夫だと言われるだけでとても安心します。

しかしあくまで二人で乗り越えていこう、と伝えることが重要です。

彼女は自分一人だけではなく彼と二人で乗り越えていけると思うと、結婚に対してのハードルが下がりマリッジブルーが解消されやすくなりますよ。

価値観の違いはお互いが努力して寄り添うことで解決する

結婚準備をすすめていくうちにパートナーとの価値観のズレを感じることも少なくありません。

しかし人間であれば価値観が全く一緒の人など存在しません。

価値観の違いが原因で彼女がマリッジブルーになってしまっているのであれば、二人の違いをまず書き出してみましょう。

食事の好みや休みの日の過ごし方など、彼女が価値観の違いで悩んでいるポイントをすべて書き出すのです。

そしてその書き出したものを元に二人で話し合い、どちらかが合わせるのか、それとも二人の意見を踏まえて新しい答えを導き出すのかを決めていきましょう。

価値観の違いは誰もが抱えている問題です。

価値観の問題で立ち止まった時、二人が歩み寄ることができれば幸せな結婚生活を送ることができますよ。

気分転換できることに誘ってみる

彼女がマリッジブルーになってしまっている原因は、結婚準備の多忙さからきているものです。

結婚準備の期間は毎日毎日やることや考えることがあり、精神的にも肉体的にも疲れている女性が少なくありません。

そのため、時には結婚準備を放棄して気分転換できるようなところに連れ出してあげたりすると、意外とすっきりした顔でまた結婚準備をすすめてくれることもありますよ。