ハワイやグアムの結婚式には、現地のスタイルに合わせた服装で参列するのが一般的です。
とはいえ、以下のような疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
- 正装はアロハシャツで合ってる?
- ズボンや靴は何を合わせればいい?
- 女性は何を着ればいいの?
- 両親などの衣裳は他のゲストとは違うの?
ハワイもグアムも、参列者の服装は同じです。
全身コーディネートの定番からマナー違反まで完全ガイドしますので、ぜひ参考にしてください。
マナー違反をして恥をかかないように気をつけましょう。
ハワイ・グアムの結婚式に参列するときの服装【男性・女性別に解説】
ハワイの結婚式に招待されたら、どのような衣裳で参列すれば良いのでしょうか。
男女別にそれぞれ解説していきますので、参考にしてください。
男性ゲストの正装は「アロハシャツ」
ハワイやグアムでは、アロハシャツが男性ゲストの正装になります。
日本の結婚式ではスーツが定番のため、カジュアルに感じて不安になる人もいるかもしれませんね。
アロハシャツを着ていけば間違いありませんので、安心してください。
ただし日本同様、白色は新郎新婦の色のため注意が必要。
それ以外にNGはありませんので、自分好みの1枚を選んでハワイの結婚式に臨みましょう。
スーツでもいいけど堅くなりすぎないで!
スーツで参列したとしても、マナー違反というわけではありません。
しかし周りがアロハシャツを着ている中で、一人だけスーツだと浮いてしまいます。
他の参列者にも確認し、統一することをおすすめします。
ジャケットまで着てしまうと暑苦しくなりますので、カジュアルに着こなしましょう。
ズボンは「スラックス」や「チノパン」を合わせるとgood
アロハシャツに合わせるズボンは、白やベージュのスラックスやチノパンが定番です。
新郎新婦から「カジュアルでOK」と言われている場合は短パンでも良いですが、マナー的には長ズボンが正式。
リゾートウエディングだからといって、形式ばらないラフな式とは限りませんので、フォーマルにまとめておくのがベターでしょう。
靴はデッキシューズやモカシンが定番
靴は、デッキシューズやモカシン、サドルシューズを合わせるのがベターです。
特にデッキシューズは、砂浜も歩きやすいのでおすすめ。
素材は革を選ぶときちんと感がでて、フォーマルな印象になります。
靴下については、派手すぎなければ黒である必要はありません。
スニーカーはカジュアルすぎるのでNG
アロハシャツにスニーカーを合わせるのは、カジュアルになりすぎるので避けるのがベターです。
きれいめなスリッポンならセーフラインですが、全体のバランスをみて、くだけすぎていると思ったらやめておきましょう。
女性はムームーが正装!ワンピースを着るなら明るい色を選ぼう
ハワイ・グアムの結婚式における女性の正装は、ムームーになります。
アロハシャツに比べて知名度は低いですが、ムームーもハワイの伝統的な衣裳です。
ムームー以外には、サマードレスやワンピースでも参列できます。
ただし日本の結婚式のように、黒や紺などの暗い色はリゾート地には合いません。
ピンクや水色など、明るい色のものを選びましょう。
ビーチサンダルはNG!パンプスがベター
「リゾートウエディングだからビーチサンダルでもいいかな?」と思われるかもしれませんが、カジュアルになりすぎてしまうのでNG。
パンプスなら間違いありませんので、ムームーやサマードレスの色に合わせたものを用意しましょう。
パンプスだと蒸れて気持ち悪くなってしまうので、ドレスコードを確認のうえ、カジュアルすぎないお洒落なサンダルをチョイスしても良いでしょう。
かごバッグやハワイアンアクセサリーでコーデ完成!
アロハスタイルには、かごバッグが合わせやすくておすすめです。
日本の結婚式に持っていく、コンパクトでフォーマルなかばんでも問題ありません。
アクセサリーについても、日本の定番であるパールのネックレスでOKです。
ただしハイビスカスやプルメリア、シェルなどをモチーフにしたジュエリーのほうが、ハワイ・グアムの結婚式の雰囲気にはぴったり合います。
日本ではなかなか売っていませんが、現地にいけば気軽に手に入ります。
髪型はアップスタイル・ダウンスタイルどちらでもOK
日本の結婚式では、アップスタイルにするのが一般的です。
食事のときに髪が邪魔にならないように、顔の周りに毛を残さないのもマナーの一つですよね。
しかしハワイやグアムの結婚式では、アップスタイルとダウンスタイルのどちらでも問題ありません。
コテで巻いてプルメリアなどのヘアアクセサリーを付けるだけでも、ムームーやサマードレスに似合う素敵なヘアスタイルに仕上がります。
ヘアセットしたい人は、現地でやってもらえるかどうか確認しておくと良いでしょう。
編み込みなどの、崩れにくい髪型を意識すると良いでしょう。
ハワイやグアムの結婚式では両親・家族・親族も他のゲストと同じ服装でいいの?
日本の結婚式では、新郎新婦の父親はモーニング、母親は黒留袖やアフタヌーンドレスなどを着るのが一般的で、他のゲストとは衣裳が違います。
家族や親族についても、あまり派手すぎないように気をつけるのがマナーですよね。
そのためアロハシャツやムームーに対して、「正装といっても、派手すぎない?」「他のゲストと同じでいいの?」と思われる人もいるのではないでしょうか。
ハワイ・グアムの結婚式では、両親や他の親族についても、アロハシャツとムームーを着ます。
夫婦や家族で同じ柄のアロハシャツとムームーで揃えると、統一感があってハワイ挙式・グアム挙式の雰囲気をより一層盛り上げられるのでおすすめです。
日本ではなかなか家族でお揃いは恥ずかしくてできないと思いますので、きっと特別な思い出になると思います。
日本の正装をするときは両家で合わせるのがポイント
「アロハシャツやムームーを持っていないから、日本の正装のほうが良い」という人もいると思います。
それでも問題ありませんが、必ず相手方の両親に確認してください。
片方がハワイアンスタイルで、片方が日本の正装というように、ちぐはぐだとマナー的に良くありません。
しっかりと連絡を取り合って統一感を持たせることで、今後の付き合いも円満にいくのではないでしょうか。
子供と一緒に同席するならお揃いがカワイイ!靴は歩きやすさでチョイスしよう
子供と同席するのであれば、お揃いの柄のアロハシャツやムームー、またはアロハ柄のワンピースがおすすめです。
アロハシャツに合わせるズボンについては、カジュアルすぎなければ短パンでも問題ありません。
靴についても、歩きやすさを重視してサンダルなどを選んだとしても、マナー違反にはなりませんので安心してください。
ビーチやガーデンなど、足元が悪い場所を歩くケースもありますので、足が痛くならないような履きやすい靴を履かせてあげましょう。
友人はお揃いコーデ「ブライズメイド」や「グルームズマン」で盛り上げよう
最近、日本でも人気の「ブライズメイド」。
挙式当日に2〜5人ほどでおそろいのドレスを着て、結婚式に華をそえます。
男性版では「グルームズマン」や「アッシャー」と呼ばれており、日本ではあまり見かけませんが、ハワイの結婚式では取り入れる人も多くいます。
他に誰が呼ばれているか確認して、連絡を取り合う必要はありますが、一体感がでてとっても素敵です。
写真映えを狙えるのはもちろん、仲良し度が増して、いい思い出になると思います。
とはいえ、同じ衣裳を何枚も揃えるのは大変ですよね。
遠方の場合は、一緒に衣装合わせするのが難しいという問題もあります。
アロハシャツやムームーにも言えることですが、ハワイ・グアムの結婚式に参列するときは、現地でレンタルして衣裳を用意するのが一番です。
そうすれば、一緒に衣裳を決めることができます。
ではゲストの衣裳を用意する方法について、詳しく解説していきます。
参列者の衣裳はレンタルでOK!【現地調達or日本で購入?】
アロハシャツやムームーなどのハワイアンウェアを持っている人は、少ないのではないでしょうか。
衣裳を手に入れる方法は、以下の通りです。
- 日本でレンタルしてハワイに持ち込む
- 日本で購入してハワイに持ち込む
- 現地でレンタルする
- 現地で購入する
ハワイ挙式・グアム挙式を機に購入しようと思っている人もいるかもしれませんが、率直にいって不要です。
それなりの質のものを用意しようと思ったら、そこそこ値段が張ります。
にもかかわらず、日本ではなかなか着る機会がありませんので、結局ハワイで1度着たきりタンスに眠らせるのがオチです。
「購入すれば思い出としてとっておける」と考える人もいるかもしれませんが、思い出は写真があれば十分でしょう。
日本から持っていくとシワになる & 荷物が増える
日本でレンタルして持っていくと、荷物になるのはもちろん、どうしてもシワがついてしまいます。
衣裳は、現地ショップでレンタルするのがベターでしょう。
たくさんの柄の中から選べますし、購入するよりもリーズナブルです。
現地で人気のレンタルショップを紹介しますので、参考にしてください。
日本人向けレンタルショップ「ムームーレインボー」
ハワイで人気なのが、ムームレインボーというハワイウエディング参列衣装専門店です。
日本人向けのお店なので、サイズや言語で困る心配はありません。
かばんやアクセサリーなども借りられ、全身コーデが一つのお店で完成する便利さも人気の理由でしょう。
質の高いしっかりとした衣裳のみを取り揃えている点にも、信頼がおけます。
お揃いコーデやブライズメイドなどにも対応していますので、ぜひチェックしてみてください。
これはマナー違反!ハワイ・グアムの結婚式に参列するときの3つのタブー
日本よりはカジュアルで参列しやすいハワイの結婚式ですが、最低限のマナーは守らないと、白い目で見られることになります。
新郎新婦に恥をかかせないためにも、何がタブーなのかしっかりと確認しておきましょう。
ジーンズやTシャツ、スニーカーはNG
カジュアルすぎる格好は、結婚式にふさわしくありません。
新郎新婦から「カジュアルな服装で」と言われたとしても、ジーンズやTシャツ、スニーカーは避けてください。
男性は、襟のない服装はNGというのも覚えておくとよいでしょう。
露出が高い服装は避けよう!ストールやカーディガンを用意しておくと◎
ハワイ・グアムの開放感から、露出度の高いドレスを着る人もいますが、マナー違反になりますので注意してください。
胸元があく衣裳の場合は、ストールやカーディガンなどの羽織れるものを用意しておきましょう。
「ハワイはいつでも暖かい」と思われている人もいますが、11〜2月は日本でいう秋くらいの気温まで下がります。
冷房がきいて寒い場所もありますので、防寒という観点からも、ストールやカーディガンは持っておくと重宝します。
白色は新郎新婦の色なので着てはダメ
白色は日本と同様、新郎新婦の色になりますので、ゲストが着てはいけません。
ただしアロハシャツと合わせるズボンについては、白色のスラックスやチノパンを選んでも問題ありません。
ハワイ・グアムの結婚式の服装まとめ「困ったら新郎新婦に相談しよう」
もしもハワイやグアムの結婚式に参列する衣装で迷うことがあれば、新郎新婦に直接質問するのが一番です。
主役である新郎新婦の意向に沿うことをゲストが意識すれば、より素敵な結婚式になると思います。
ゲストはあくまでも新郎新婦の引き立て役として、二人のイメージに合う服装でお祝いしてあげましょう。