結婚式でのスピーチを依頼されたとき、仲のいい友人や可愛い部下だからこそ、ぜひとも引き受けたいと思いますよね。
しかし人前に出て話をするのが苦手で、どうしても緊張してしまうと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
緊張してしまうと大事なスピーチを失敗してしまいそうで、不安になってしまうと思います。
結婚式のスピーチで失敗してしまわないためにも、人前で緊張してしまわないコツを心得ておきましょう。
結婚式のスピーチは緊張が原因で後悔してしまうことも
結婚式のスピーチを失敗してしまい後悔したという人のほとんどは、緊張が原因になってしまっています。
しかし、緊張することは決して悪いことではありません。
全く緊張感のないままスピーチをしても、いいスピーチができるとは限らないのです。
人前で話をするからこそ、ある程度の緊張感があるほうが集中力も高まり、いいスピーチができます。
緊張しなくなることを考えるのではなく、緊張しても問題なくスピーチができるような対策をするのが重要なのです。
緊張を抑えるための4つのコツ
結婚式のスピーチで緊張をおさえるためには、対策として知っておくべきことがあります。
本番までにしておくとスピーチに自信を持つことができ、失敗してしまうリスクを減らすことができるのです。
- 披露宴当日までに十分な練習をしておく
- 披露宴当日は心配しすぎない
- 披露宴会場に着いたらマイクの前に立っておく
- スピーチ中は気持ちがラクになる人を見る
披露宴当日までに十分な練習をしておく
結婚式のスピーチを成功させるための一番の秘訣は、十分に練習をすることです。
緊張してしまう原因は、練習不足による自信のなさが関係していることがほとんどです。
そのため練習をすればするほどやれるだけのことはやった、という自信を持つことができます。
そのうえ声に出して読む練習をすると、自分の癖や読むスピード、耳で聞くとわかりにくい単語や表現などの確認もすることができます。
自分でハードルを上げないこと
スピーチの内容を考えるときは、自分でハードルを上げないようにしましょう。
ここでウケをとる、ここで感動してもらう、などのシナリオまで考えてしまうと、当日はその通りにならず焦って失敗してしまうことがあります。
ゲストの前で堂々とスピーチをする自分の姿をイメージトレーニングすることは大事ですが、ゲストの反応などに期待をするほどの想像はやめておきましょう。
自分でハードルを上げてしまうと期待通りの反応がなかった時に、失敗してしまったと感じてしまいますよ。
披露宴当日は心配しすぎない
披露宴当日は、心配しすぎてしまわないことが大切です。
大勢の前で失敗したくない、緊張して何も話せなくなったらどうしよう、と心配すればするほど緊張が増してしまいます。
そのため結婚式のスピーチは、緊張してしまうのが当然だと考えましょう。
どんな人であっても、大勢のゲストの前でスピーチをすることは緊張します。
緊張していることを意識するのではなく、この緊張感があれば失敗しないだろうとおおらかな気持ちでスピーチに挑むのが大事です。
披露宴会場に着いたらマイクの前に立っておく
披露宴でスピーチをするのであれば、会場になるべく早めに行き雰囲気に慣れておきましょう。
そのうえ可能であれば、自分がスピーチをするマイクの前に一度立ってみるのがベストです。
マイクの前から見る景色やゲストとの距離感、マイクまで歩いていく道のりなど本番を想定して確認をしておくことが重要です。
そして司会者の人に挨拶をしておき、自分のスピーチの順番やだいたいの時間帯を確認しておきましょう。
その時は万が一のために、トラブルがおこった時は助けてください、と一言いっておくと安心できるのでおすすめです。
スピーチ中は気持ちがラクになる人を見る
スピーチ中にどうしても緊張がおさまらなくなってしまった時は、気持ちがラクになるような人を見ながら話をしましょう。
知り合いや友人、新郎新婦でもかまいません。
ゲストの中に、にこやかにスピーチを聞いてくれている人がいたら、その人でも大丈夫です。
自分一人に対してゲストが大勢だと考えるのではなく、自分はその人に語りかけているんだと思うことができると、少し緊張を和らげることができます。
しかし、あまりにも一人に限定して目線を固定してしまうと不自然になってしまうので、落ち着いたら会場全体を見渡すようにしましょう。
手が震えるときは小物を握っておく
他にも緊張して手の震えが止まらなくなってしまうような人も、少なくないのではないでしょうか。
もしも手の震えがとまらなくなってしまうのであれば、ハンカチやアクセサリーなどの小物を握っておくようにしましょう。
小物を握ることで手の行き場がなくなってしまうこともなく、震えてしまうことを抑えることができます。
そのうえ両足をしっかりと踏みしめ、下腹に重心を置くように立つと気持ちが落ち着くので頭に入れておきましょう。
スピーチを失敗してしまわないために聞かせる話し方をする
スピーチ中は声のトーンや大きさ、目線なども重要なポイントです。
好感のもてるような話し方をすると、ゲストの心に響くスピーチをすることができるので、失敗してしまわないためにも聞かせる話し方を学んでおきましょう。
- スピーチはゆっくり、はっきりと話す
- 気持ちを込めて内容に強弱をもたせる
- 適度に「間」をあけることが重要
- 結びの言葉はしっかりと伝える
スピーチはゆっくり、はっきりと話す
人は緊張してしまうと、どうしても早口になってしまいます。
早口でスピーチをしてしまうと、呼吸も落ち着かず余計に緊張が増してしまうのです。
そのため普段会話をする時のスピードよりも、ゆっくり話すように心がけましょう。
ゆっくりスピーチをすることで、自分のスピーチに必死になりすぎてしまうことが防げますし、周りを見渡す余裕もできるようになります。
そして小さな声でボソボソと話すのではなく、一言一言はっきりと発音することが大切です。
気持ちを込めて内容に強弱をもたせる
スピーチでは気持ちを込めて、内容に強弱を持たせることが重要です。
感動的なエピソードは落ち着いた口調で、楽しい思い出は明るくなど、内容に合わせて声のトーンやテンポを変えると、ゲストもイメージがふくらみ臨場感のあるスピーチにすることができます。
しかしあまりに感情的になってしまい、涙がとまらなくなりスピーチができない、なんてことのないように気をつけましょう。
適度に「間」をあけることが重要
結婚式のスピーチでは、句読点や段落と段落の間、強調したい部分の前で「間」をとることが重要です。
間があることでゲストの注目を集めることもでき、スピーチの内容に引き込むことができます。
しかし不自然な場所での間や、あまりにも長すぎる間などはゲストも違和感を覚えてしまいます。
事前に練習をするときは、間の取り方まで気をつけておくと当日も自然にできるようになるのでおすすめです。
結びの言葉はしっかりと伝える
スピーチの最後である結びの言葉をいう時は、まず一呼吸おき心を落ち着かせてから大きな声でしっかりと伝えるようにしましょう。
結びの言葉がしっかりとしているだけで、スピーチ全体がまとまりゲストはいいスピーチだったと感じます。
冒頭からだらだらとスピーチを最後まで続けていても、ゲストは耳を傾けてはくれません。
そのため結びの言葉はしっかりと伝え、締めるようにしましょう。
緊張してもやってはいけないNGとは
結婚式のスピーチでは緊張してしまい、思いがけない部分で失敗をしてしまうことがあります。
スピーチだけに頭を働かすのではなく、身の回りのことにまで目を配るようにしましょう。
- 身だしなみを整えていない
- 無意識に出る癖
- 大げさなリアクション
身だしなみを整えていない
結婚式では美味しい料理を食べたり、久しぶりに会う友人と会話が盛り上がったりするため、気がつかないうちに身だしなみが乱れていることがあります。
スピーチの順番がくる前は一度お手洗いなどにいき、自分の身だしなみを確認するようにしましょう。
どれほどいいスピーチをしたとしても、身だしなみが乱れていては印象がよくないため要注意です。
無意識に出る癖
スピーチ中は、話をすることに集中をしているため無意識に自分の癖がでてしまうことがあります。
口元を手で隠したり、髪を触ってしまうなどの無意識の癖は、見ていてあまり印象のいいものではありません。
自分がよくやってしまう癖を把握しておき、スピーチ中にやってしまわないように心がけましょう。
大げさなリアクション
スピーチを盛り上げようとして大げさなアクションをしたり、オーバーな表現をするとゲストはかえって引いてしまいます。
結婚式のスピーチでは、会場の空気を読むことが重要です。
スピーチで会場を微妙な雰囲気にしてしまうと、その後の披露宴でも引きずってしまうことがあるので気をつけましょう。