結婚が決まったカップルにとって、大きなイベントである新婚旅行。
楽しい旅行にするためにも、予算以内で楽しく遊べる場所を探していきましょう。
この記事で事前に必要な知識を身につけて、二人にとって最高のハネムーンにしてください。
- 海外旅行だとグアムが最安値で、3泊4日で約30万円が相場
- 国内の新婚旅行は費用相場が15万円の北海道がおすすめ
- 閑散期に予約すると繁忙期より旅費を抑えられる
新婚旅行にかかる平均費用は72万円|場所によって相場は異なる
ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると、新婚旅行にかかる平均費用は約72万円と言われています。
この金額には、お土産代10万円が含まれています。
お土産はお祝いをもらった人の分だけではなく、今後お世話になる人の分も用意する必要がありますので、予算は多めに設定しておきましょう。
新婚旅行の費用は行き先や日数によって個人差があるため、エリア別の費用相場を紹介していきます。
海外に行くときにかかる費用の相場と平均滞在日数
新婚旅行で海外を検討している人も多いのではないでしょうか。
ハネムーンで特に人気の高いエリアの、二人分の費用相場と平均滞在日数についてまとめました。
費用相場と平均滞在日数は以下のとおりです。
行き先 | 費用 | 平均滞在日数 |
---|---|---|
ハワイ | 約50万円 | 5泊7日 |
グアム | 約30万円 | 3泊4日 |
モルディブ | 約70万円 | 6泊8日 |
オーストラリア(2都市) | 約50万円 | 5泊7日 |
ヨーロッパ(イタリア) | 約60万円 | 5泊7日 |
ただし滞在日数の全てを旅行先で過ごせるとは限らず、場所によっては1〜2日は機内泊になることを覚えておきましょう。
では、海外旅行にかかる費用について詳しく解説していきます。
ハワイ旅行にかかる費用は約60万円(5泊7日)
ハワイへ行く場合、5泊7日の日程で約60万円かかります。
真っ青な海と白い砂浜が魅力のハワイは、年間を通して温暖な気候のため海外ハネムーンの定番となっています。
二人きりの時間をなるべく長く満喫したいのであれば、5泊7日は旅行期間を設けておきましょう。
ゴールデンウィークやお盆、正月の時期は繁忙期のため費用が割高になるので注意が必要です。
ハワイ旅行を兼ねて、憧れのハワイ挙式を実現させたいと考えている人は下記の記事を参考にしてください。
ハワイ結婚式の費用はいくら?親族のみなら格安で海外挙式が実現できる
ハワイで結婚式を挙げる際の費用相場を、詳しく紹介しています。親族のみなら格安でハワイ挙式をおこなえるので、費用をあまりかけたくないカップルは必見です。節約するコツについても紹介していますので、ハワイでの結婚式を検討している人はぜひ参考にしてください。
グアムへ旅行するなら費用は30万円(3泊4日)
グアムを新婚旅行先に選んだ場合、費用が3泊4日で30万円程度かかります。
移動時間が日本からグアムまで飛行機で3~4時間と短いので、ハワイより気軽に行けるマリンリゾートとしてとても人気です。
通常の旅行であれば2泊3日でも十分に楽しめますが、新婚旅行でゆっくり過ごしたい人は3泊4日の日程で行くことをおすすめします。
グアムには雨季があるため、海を存分に楽しみたい人は雨季を避けましょう。
グアムの雨季は6月から10月ごろ、乾季は11月から5月ごろの時期です。
グアム旅行と共にグアム挙式を検討している人は、下記の記事を参考にしてください。
グアム結婚式の費用総額をパターン別で紹介!格安にするための節約方法
グアム結婚式の費用総額を様々なパターン別で紹介していますので、参考にしてください。海外ウエディングを検討中で費用について詳しく知りたい人や、結婚式の費用を節約したい人は要チェックです。人気の式場についても合わせて紹介しています。
モルディブへの旅費は70万円と高め(6泊8日)
ハネムーンでモルディブに行くのであれば、6泊8日で約70万円の費用が必要です。
モルディブといえばサンゴに囲まれた水上コテージが特徴的ですよね。
1,190もの小さな島が点在しているモルディブには、リゾートホテルが約100島にあり、基本的に一つの島に一つのホテルしかありません。
滞在中はずっと同じ島の中で過ごすことになりますので、ホテル選びをするときは値段や外観だけで判断せずに、どの島で何をして過ごすかを基準に決めましょう。
旅行会社のパッケージツアーは5泊7日が多いですが、せっかくのハネムーンで急かされたくないという人は6泊8日の日程がおすすめです。
オーストラリアに行くなら費用は60万円(5泊7日)
オーストラリアをハネムーンに選んだ場合の費用相場は、約60万円になります。
南半球に位置するオーストラリアは都会的な街並のシドニーや、グレートバリアリーフが有名なケアンズなど、訪れる都市によって様々な魅力があるのが特徴です。
1都市の滞在なら3泊5日でも十分楽しめますが、2都市以上を観光するのであれば最低でも5泊6日は必要になります。
都市間の移動が場所によっては飛行機になるので、費用が上乗せされることを覚えておいてください。
オーストラリア旅行を兼ねて挙式をしたい人は、以下の記事で費用や服装などをチェックしておきましょう。
オーストラリアの海外挙式にかかる費用は?結婚式の服装マナーについて解説
オーストラリアで海外挙式を挙げるときに必要な費用や、結婚式に参列するときの服装マナー、オーストラリアならではの風習などを紹介しています。憧れのオーストラリアで挙式のみや二人だけの結婚式を新婚旅行も兼ねて実現させてみてはいかがでしょうか。
ヨーロッパ旅行なら費用は約60万円(5泊7日)
ヨーロッパ旅行は訪れる国と時期によって異なりますが、イタリアやフランス、スペインなどの人気国の旅費は5泊7日で約60万円かかります。
ハネムーンでヨーロッパを訪れる場合、大聖堂や古城など歴史ある街並みを散策したり、美術館巡りをするのがおすすめです。
ヨーロッパは国境が接しているため、近隣国を周遊しやすいのも魅力の一つ。
列車で別の国に移動することもできるので、滞在日数を増やせるのであれば二人でゆっくり電車の旅を楽しむのもいいですね。
滞在中に格式高いレストランで食事をしたり高級ホテルに宿泊する場合は、ドレスコードを設けている場所が多いため、あらかじめ服装マナーを調べておきましょう。
国内の観光地に行くときの費用相場と平均滞在日数
新婚旅行は海外というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、国内にもハネムーンにぴったりの魅力的な場所がたくさんあります。
人気エリアである北海道や沖縄、東京ディズニーリゾートの二人分の費用相場と平均滞在日数をまとめました。
費用相場と平均滞在日数は以下のとおりです。
行き先 | 費用 | 平均滞在日数 |
---|---|---|
北海道 | 約10万円 | 3泊4日 |
沖縄・離島 | 約20〜30万円 | 3泊〜5泊 |
東京ディズニーリゾート | 約20万円 | 2泊3日 |
では、国内旅行でかかる費用などについて詳しく解説していきます。
北海道への旅費は約15万円(3泊4日)
関東や中部、関西の各空港から北海道を訪れたカップルのデータを元に、北海道旅行のツアー料金の平均価格を計算すると、費用相場は約15万円です。
ただし、閑散期(4月)と繁忙期(7・8月)でプラスマイナス3万円程度の変動があるので注意が必要です。
日本最北端の北海道は日本の22%を占める広大な土地が特徴で、夏は美瑛や釧路湿原の景色を堪能したり、冬はウィンタースポーツにいそしんだりなど様々な楽しみ方があります。
またオホーツク海で獲れた海の幸や新鮮な野菜を使った名物料理もたくさんあるので、グルメなカップルも大満足できること間違いなしです。
北海道でのリゾート挙式については、下記の記事で詳しく紹介しているので合わせてご覧ください。
北海道のリゾート婚にかかる費用は?二人だけや家族のみの少人数なら安い?
北海道でリゾート婚をする時の費用を、少人数結婚式や家族挙式の場合など様々なシュチュエーションに合わせて紹介しています。お得に北海道で結婚式を挙げるコツやリゾート婚を失敗させないための注意点も合わせて解説していますので、要チェックですよ。
沖縄や離島に出かけるときは20〜30万円の費用が必要(3泊〜5泊)
沖縄本島で過ごす場合の費用は約20万円ですが、石垣島や宮古島などの離島まで足を延ばすのであれば費用は約30万円かかります。
平均滞在日数は沖縄本島で過ごす場合3泊4日で、沖縄本島と離島の場合は5泊以上です。
沖縄は国内にいながら南国リゾートにいるような気分を味わえるのが魅力で、海外ハネムーンが予算的に難しいというカップルにおすすめです。
沖縄は新婚旅行だけではなく、フォトウェディングや前撮りのスポットとしても人気があります。
格安プランや先輩花嫁の口コミをチェックしたい人は、下記の記事にも目を通しておきましょう。
フォトウェディングや前撮りは沖縄がおすすめ【格安プランや口コミ紹介】
沖縄のフォトウェディングや前撮りについて徹底解説!費用相場から格安プラン、先輩花嫁の口コミまで紹介しています。アラハビーチやビオスの丘など、おすすめの写真スポットから沖縄のフォトウェディングが人気な理由などの紹介。新婚旅行と共に沖縄での前撮りを取り入れてみましょう。
東京ディズニーリゾートなら費用は20万円かかる(2泊3日)
東京ディズニーリゾートをハネムーン先に選ぶ場合、費用は2泊3日で約20万円かかります。
費用には宿泊費用や食事代、お土産代は含まれていますが、交通費は出発地によって異なるため含まれていません。
ディズニーホテルはリゾートの施設内に3つあり、1泊2日あればディズニーランドとシーの両方へ行くことが可能です。
しかしせっかくハネムーンに来ているのですから、2泊3日で思う存分ディズニーリゾートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
新婚旅行や一般旅行に関わらず、ディズニーホテルは予約が取りにくいので、新婚旅行の日程が決まったらすぐに予約することをおすすめします。
ディズニー結婚式にかかる費用やプランは?挙式のみや写真のみも可能?
誰もが憧れるディズニー結婚式、必要な費用や選べるプランはどんなものがあるのか、挙式のみや写真のみは可能なのか紹介しています。東京ディズニーランドや東京ディズニーシーだけでなくアンバサダーホテルやホテルミラコスタ、シンデレラ城やディズニーランドホテルについても紹介。
予算別にハネムーンの行き先を決めてみよう
まだハネムーンの行き先が決まっていない人は、予算から場所を決めるのも一つの手です。
予算別で、人気のハネムーン先をまとめたので参考にしてください。
予算 | 場所 |
---|---|
10万円以下 | 国内の近場 |
20万円 | 韓国、中国、台湾 |
30万円 | グアム、バリ、サイパン、沖縄 |
30万円〜50万円 | ハワイ、アメリカ本土 |
50万円〜70万円 | モルディブ、オーストラリア |
70万円〜100万円 | 南米(マチュピチュなど)、地中海クルーズ |
2人で10万円以下の予算の場合、国内で近場の観光地がおすすめです。
予算を30万円まで増やせば、グアムやバリ、サイパンといったリゾート地をゆっくり観光できます。
30万〜50万円の予算があれば、ハワイやロサンゼルスやフロリダなどアメリカ本土の旅行を一週間かけて堪能できます。
70万円〜100万円を費やしてハネムーンの思い出を作りたいという人は、豪華客船の地中海クルーズやマチュピチュやウユニ塩湖をめぐる南米ツアーがおすすめです。
新婚旅行はツアーの種類で値段が異なることを覚えておこう
新婚旅行にツアーを利用するのであれば、ツアーの種類を理解しておきましょう。
ツアーには種類が4つあり、それぞれ特徴や値段が異なります。
各ツアーの特徴を解説していくので、自分に合ったツアーに参加してください。
- お任せパッケージツアー
- ハネムーンツアー
- フリープランツアー
- 格安ツアー
お任せパッケージツアー
お任せパッケージツアーは旅行会社がスケジュールを全て管理しているので、値段は割高ですが旅行に不慣れなカップルにおすすめのツアーです。
添乗員が同行する場合が多いので、現地でのトラブルを心配することなく過ごすことができます。
ハネムーンツアー
ハネムーンツアーは新婚カップルに特化したツアーで、専門スタッフが二人だけの旅行プランを組んでくれます。
サプライズの演出など細かい要望にも対応してくれることが多く、通常の旅行より費用は高くなりますが、ハネムーンで最高の思い出を作りたいという人におすすめです。
フリープランツアー
フリープランツアーは、航空券と宿泊ホテルのみを旅行会社が手配して、観光や食事は自分たちでプランを立てるツアーです。
現地での行動を自分たちで決められるので、旅行慣れしている人や時間を気にせず観光したいという人はフリープランツアーが向いています。
格安ツアー
格安ツアーは、その名の通りとにかく安く行きたい人向けのツアーです。
値段が安い代わりに日程が選べないことがほとんどですが、新婚旅行の費用を少しでも抑えたい人は格安ツアーを利用してみてはいかがでしょうか。
また新婚旅行と挙式をセットにしたプランも、人気を集めています。
新婚旅行と挙式をセットにすれば総額が安くなる!
最近増えてきているのが、新婚旅行と挙式をセットにしたプランです。
新婚旅行と挙式を個別でおこなうよりも格段に安く済ませることができ、憧れの海外ウエディングも叶うので利用する人が増えてきました。
具体的にかかる金額は、以下のとおりです。
新婚旅行と挙式をセットにした場合の費用相場
挙式代(衣装込み) | 最終金額 | |
---|---|---|
ヨーロッパ | +38万円 | 98万円 |
ハワイ | +20万円 | 70万円 |
グアム | +9万円 | 39万円 |
あくまで目安なので値段の前後はあるかと思いますが、おおよそ上記の値段で新婚旅行と海外ウエディングをおこなうことができます。
日本で一般的な挙式と披露宴をおこなうと平均約360万円かかるので、セットにした方が格段にお得ですよ。
海外挙式については下記の記事で詳しく紹介しているので、興味がある人は要チェックです。
二人だけの海外挙式を格安にするコツ!費用を抑えて理想の結婚式を挙げよう
二人だけの海外挙式はそもそも費用が安いですが、格安にするためのコツを把握しておくとさらに料金を抑えてリゾート婚を実現できます。リゾートウエディングで人気のエリアに必要な費用も合わせて紹介していますので、参考にしてください。
とはいえ普通の国内旅行に比べると安くはないので、諦めようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
しかし工夫次第で旅費を抑えることはいくらでもできます。
世帯年収が低くても大丈夫!格安でハネムーンを楽しむコツ
収入が少ないからといって、ハネムーンを諦める必要はありません。
旅行は工夫次第で費用を抑えることが可能です。
ここからは、格安でハネムーンを楽しむコツを3つ紹介していきます。
- 閑散期に予約する
- 自分で航空券・ホテルを予約する
- 現地での食事は自分たちで手配する
閑散期に予約すると繁忙期より旅費を抑えられる
旅費を抑えたいのであれば、閑散期を把握して一番安い時期に旅行の計画を立てることが重要です。
閑散期とは旅行客が少ない時期のことで、具体的には年末年始を除く1月や2月、GW明けから夏休み前、9月〜12月を指します。
年末年始やゴールデンウィーク、お盆は繁忙期と呼ばれ、旅行客が増えて旅費が高騰します。
高いお金を払って、人混みに行きたくはないですよね。
せっかくハネムーンに行くのですから、閑散期を狙って旅行の計画を立てましょう。
自分で航空券やホテルを予約すると手数料がかからない
海外旅行に慣れていたり、言語に自信があったりする人はツアーを利用せず自分で全て手配してしまうのも一つの手です。
旅行会社に依頼すると、どうしても手数料がかかってしまい費用が高くなります。
自分で手配すれば手数料もかかりませんし、比較的安いホテルや飛行機を選ぶことができます。
ただし海外旅行に不慣れな人は、ツアーを利用するのが安心です。
日本語しか話せないという人なら、なおさらツアーを利用しましょう。
現地での食事は自分たちで手配する
パッケージツアーを利用すると、あらかじめレストランなどが予約されている場合があります。
予約されている店は安全ではありますが、値が張る場所がほとんど。
安く済ませたいのであれば、現地での食事は自分たちで手配しましょう。
ネットを使えば、日本人でも安心して利用できる安いお店が簡単に見つけられます。
危ない店の情報も収集しておいて、近づかないようにするとさらに安心です。
ただし店を予約する場合、一度予約してからキャンセルをするとキャンセル料を取られる場合があるので、しっかりと予定を立ててから予約しましょう。
予算以内で行きたい場所へ行って新婚旅行を楽しもう!
ここまで海外と国内の旅行費用の相場と平均滞在日数、格安でハネムーンを楽しむコツなどを紹介してきましたがいかがでしょうか。
新婚旅行は結婚したての時期しか行けない特別な旅行です。
将来のことも考えてきちんと予算以内に収めつつ、ハネムーンを思いっきり楽しみましょう。