最近では晩婚化の影響もあり30代で初婚という人は珍しくなく、平均初婚年齢も年々上がっています。
実は大人ウェディングや大人婚という言葉も主流になってきているように、落ち着いた雰囲気の結婚式を望んでいる人は少なくありません。
このページでは、「大人ウェディングで気をつけるポイント」から「大人ウェディングができる式場を決めるコツ」まで紹介しています。
30代からの大人ウェディングについて、ポイントを紹介していきましょう。
そもそも大人ウェディングってなに?何が違うの?
大人ウェディングとは、年齢を壁に感じている人でもきちんと披露宴をおこなえるようにと考えた、新しい結婚式のスタイルになります。
最近では30代や40代で結婚式をしたカップルのうち挙式をおこなったのは約90%と言われていますが、披露宴までおこなったカップルは約60%と3割近く少なくなっています。
招待するゲストの中でも子どもがいる人などが多いため、二次会の開催をしない人が多いのも特徴です。
しかし、年齢を気にして披露宴をおこなわない選択をしてしまう必要はありません。
大人ウェディングというテーマをしっかり守った披露宴にさえすれば、ゲストも満足できる素晴らしい結婚式を挙げることができます。
若いカップルであれば何かトラブルがあっても若いからしょうがないで済まされてしまうケースがありますが、年齢を重ねているカップルはそんなわけにはいきません。
大人ウェディングの最大のポイントは、ゲストを中心に考えることです。
大人婚はシンプルでクラシカルな雰囲気を求めている人向け
大人ウェディングのコンセプトは、シンプルでクラシカルが一般的です。
自分の理想としている結婚式を実現したいがために、ゲストの気持ちも考えず自己中な結婚式を挙げてしまってはゲストも呆れてしまいます。
もしも可愛い雰囲気や派手な演出の披露宴を望んでいるのであれば、前撮りなどのゲストを巻き込んでしまわない形で実現しましょう。
やはり年齢を重ねてしまうと、どうしても親族やゲストの反応も変わってきてしまうものです。
逆に20代前半のようなカップルでも、シンプルでクラシカルな雰囲気にしたいと考えているのであれば大人ウェディングと呼ぶことができます。
大人ウェディングはシンプルでクラシカルな雰囲気を求めている人に向いている、新しい結婚式のスタイルになります。
大人ウェディングで気をつけるべきポイント
大人ウェディングは、一般的な結婚式と同じ考え方でいてはいけません。
年齢を重ねたからこその落ち着きや、ゲストへのおもてなしの気持ちを大事にする必要があります。
- 料理や引き出物はランクのいいものを
- ブーケトスやブーケプルズの演出はNG
料理や引き出物はランクのいいものを
大人ウェディングの場合は、ゲストにかけるお金を惜しむようなことはしないようにしましょう。
料理や引き出物は平均的なものよりランクアップし、ゲストへのおもてなしの精神を忘れないようにするのが重要です。
落ち着いた雰囲気にするためにも派手な演出や余興はなくし、ゲスト全員と話す時間を設けるようにしましょう。
ゲストには料理を楽しんでもらい、ゆっくりとした時間を過ごせるような配慮をするのが大人ウェディングのポイントです。
ブーケトスやブーケプルズの演出はNG
年齢を重ねている人の場合、ゲストも同年代なケースが多いと思います。
そのため未婚者の人を前に出させてしまうような、ブーケトスやブーケプルズの演出は絶対にNGです。
その後の友人関係などにも溝が入ってしまう可能性があるため、ゲストを巻き込んでの演出は慎重に選択しましょう。
大人ウェディングをするなら落ち着いた雰囲気の式場を選ぶ
大人ウェディングを目指しているのであれば、明るくわいわいとした式場ではなく落ち着いた雰囲気の式場を選びましょう。
式場によっては、披露宴会場が何部屋かあるケースも増えてきています。
もしも式場や会場選びで悩んでしまうのであれば、なるべく落ち着いた色味の会場を選んでみてはいかがでしょうか。
ゲストにきちんとしたおもてなしができる式場を選ぶこと
もしも式場にあまり差がなく何件かの式場で悩んでしまうのであれば、スタッフさんの質で決めてしまいましょう。
大人ウェディングにしたいのであれば、スタッフさんのゲストに対するおもてなしの精神は必要不可欠です。
スタッフさんは自分たちで指名することができないため、式場全体の平均値で考えましょう。
30代だからこそ痛いと思われてしまう結婚式とは
30代だからこそ「こんな披露宴は痛い」とゲストが感じてしまうケースがあります。
若いカップルがおこなう結婚式と、30代以上のカップルがおこなう結婚式は別物だという認識をしておかなければいけないのです。
- ゲストのことを考えていない
- 常識や礼儀から外れたことをしない
ゲストのことを考えていない
大人ウェディングにおいてゲストのことを考えていないと、ゲストはただの自分よがりな結婚式だったとしか感じません。
そのうえゲストに対する配慮をしていない結婚式は、たとえ年齢を重ねているカップルであっても大人ウェディングと呼ぶことはできません。
若いカップルの結婚式であれば、若いからしょうがないで済まされてしまう部分は少なからずあると思います。
しかし年齢を重ねているカップルの場合は、何かトラブルが起きてもそんな簡単に許されるものではありません。
常識や礼儀から外れたことをしない
大人ウェディングを望んでいるのであれば席次や招待状の書き方など、常識や礼儀から外れてしまうようなことは絶対にやめましょう。
たとえば上座の位置を間違えてしまったり、披露宴でのスピーチを依頼するタイミングを逃してしまったなんてことがないように、準備の最中は毎回確認をすることが重要です。
経験豊富な年齢だからこそ、1つ1つのことをきちんと順序良く進めていくことが大事になってくるのです。
大人婚は「上質なものを少量で魅せる」
大人婚はシンプルでクラシカルがコンセプトと説明してきましたが、わかりやすくいうと上質なものを少量で魅せるということです。
たとえばキャンドルサービスのような定番の演出にお金をかけるのではなく、ゴディバのボックスチョコレートを手渡しで渡しながらゲストと会話をするテーブルラウンドに同等の金額をかけるなど、少量でもゲストが喜ぶような演出をするのがおすすめです。
ペーパーアイテムなども手作りや安いものを選ぶのではなく、業者にいいものを依頼してしまうようにしましょう。
大人ウェディングを求めるのであれば、お金を惜しむことなく上質なもので統一し、ゲストに落ち着いた雰囲気で料理を楽しんでもらうように心がけましょう。