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ブライダルブーケは、花嫁のウェディングドレスに文字通り花を添える重要なアイテムですが、色や形の種類が多すぎて決めるのが難しいと思っている人も多いのではないでしょうか。

このページでは、「ウェディングドレスのラインと相性の良いブーケ」から「人気のカラードレスと合わせるブーケの選び方ポイント」まで紹介しています。

「こちら」

ブーケはウェディングドレスとのバランスを考えて選びましょう。

ブライダルブーケの8つの基本形とよく使われる花の種類

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結婚式におけるブーケは、花嫁をより美しく見せるために欠かせないアイテムです。

ブライダルブーケには様々なデザインがあり、大きく分類すると8つの形に分かれています。

基本の形が同じでも、使用する花の色や種類によってまったく異なる印象になるので、ドレスの雰囲気に合ったブーケを選ぶことが重要です。

ブライダルブーケの8つの基本形とよく使われる花の種類をまとめましたので、ブーケ選びの参考にしてください。

  • ラウンドブーケ
  • オーバルブーケ
  • キャスケードブーケ
  • クラッチブーケ
  • クレッセントブーケ
  • アームブーケ
  • ハンギング(ボール)ブーケ
  • リースブーケ

ラウンドブーケ

花をドーム型にまとめたデザインで、ブライダルブーケの定番です。

丸いフォルムが特徴でキュート系のウェディングドレスとマッチします。

よく使われる花
バラ、トルコキキョウ、シャクヤク、カーネーション

オーバルブーケ

ラウンドブーケを少し縦に伸ばしたような楕円形のブーケです。

基本的にどんなドレスとも相性が良いですが、大きめの花を多めに使うとゴージャスな印象になります。

よく使われる花
バラ、シャクヤク、カーネーション、ラナンキュラス

キャスケードブーケ

キャスケードとは小さな滝という意味を持ち、その名の通り滝が下に流れ落ちるような逆三角のデザインが特徴です。

海外の結婚式で用いられることが多く、教会式を挙げる人におすすめのブーケです。

よく使われる花
カサブランカ、ユリ、アマリリス、ラン

クレッセントブーケ

クレッセントとは英語で三日月のことで、ゆるやかな弧を描いたブーケです。

優雅な印象を与えるデザインなので、大人の雰囲気を出したい人におすすめです。

よく使われる花
ユーチャリス、トルコキキョウ、デルフィニューム

クラッチブーケ

クラッチとは英語で「掴む」という意味で、摘んだ花をそのまま束ねたような自然なデザインが特徴です。

ガーデンウェディングなどナチュラル志向の結婚式に向いています。

よく使われる花
バラ、ガーベラ、チューリップ、スイセン、シャクヤク

アームブーケ

茎の長い花の特徴をそのまま生かしたブーケです。

クラッチブーケの茎をさらに伸ばしたようなデザインで、スタイリッシュな印象を与えます。

よく使われる花
カラー、カサブランカ、ヒマワリ

ハンギングブーケ

持ち手が付いているのが特徴で、360度花を散りばめたボールブーケが一番人気です。

和装にも合わせやすく、ボール以外にもバスケット型やバッグ型があります。

よく使われる花
ピンポンマム、ダリア、菊

リースブーケ

リング状に花を編み込んだ個性的なブーケです。

リング状のデザインは「途切れない愛」の象徴と言われています。

よく使われる花
バラ、トルコキキョウ、ラナンキュラス

ウェディングドレスのラインと相性の良いブーケを選ぼう

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ブーケは花嫁が常に手に添えているものなので、ウェディングドレスと相性の良いデザインを選ぶことが重要です。

ウェディングドレスのラインによって相性の良いブーケは異なりますので、各ドレスのラインに合ったブーケの形について紹介します。

ドレスのライン おすすめブーケ
プリンセスライン キャスケード、オーバル
Aライン キャスケード、ラウンド
ベルライン オーバル、キャスケード
マーメイドライン クレッセント、アーム
エンパイアライン キャスケード、アームム
スレンダーライン アーム、オーバル
ミニドレス ハンギング、リース

 
ウェディングドレスの定番であるプリンセスラインは、どんなブーケでも合わせやすいですが、キャスケードやオーバルといった縦長のフォルムのブーケと相性抜群です。
 
スカートの裾にボリュームのあるベルラインは、プリンセスラインと同様にキャスケードやオーバルが合うでしょう。

バスト下の切り替えが特徴であるエンパイアラインのドレスは、茎の長い花をそのまま生かしたアームや流線形のキャスケードと合わせると、クラシックな魅力が際立ちます。

体のラインが強調される細身のスレンダーラインのドレスは、オーバルやアームなど縦に長さのあるブーケと相性が合いますが、シンプルすぎると感じたらブーケの花の色や種類でグラデーションをつけると華やかになります。

膝上丈のミニドレスには、ハンギングやリースを合わせるとキュートで個性的にまとまりますが、逆にクラシックなアームやキャスケードは合わないので注意しましょう。

ブーケを選ぶときに重要なウェディングドレスについては、下記の記事で費用や相場を紹介しているので、合わせてご覧ください。

ウェディングドレスのレンタル相場は?衣装にかかる費用を安くするコツ

ウェディングドレスのレンタル相場から安くするコツを徹底解説!ドレスのレンタルは本当にお得なのか、レンタル以外に手配をする方法はないのかを紹介しています。ウェディングドレスの費用はいくらかけるものなのか、平均費用も紹介しているのでチェックしてみましょう。

挙式では白以外のブーケはNGなの?

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挙式のときに花嫁が持つブーケは、白以外でも問題ありません。

白いブーケは純潔を表す色として挙式で使われることが一般的ですが、特に決まりがあるわけではないので好きな色を選んでも大丈夫です。

ただ赤や青といった原色のブーケは個性が強すぎて浮いてしまうので、淡い色合いにしたほうが無難です。

「ポイント」

鮮やかな色のブーケを持ちたいという人は、披露宴のお色直しのときに取り入れることをおすすめします。

人気のカラードレスと合わせるブーケの選び方ポイント

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挙式のときは白いブーケが一般的と説明しましたが、お色直しで着用するカラードレスのときはどんなブーケを合わせればいいのでしょうか。

ドレスと同系色にするべきか、差し色を取り入れるべきか悩んでしまいますよね。

カラードレスの色別に相性の良いブーケについてまとめましたので、コーディネートの参考にしてください。

ピンクのドレスには同色系でまとめたブーケ

ドレスの色 ブーケの色
ピンク ピンク、赤、茶色、赤紫

お色直しのドレスでもっとも人気のあるピンクのドレスは、同系色のピンクや赤でまとめたブーケと相性が合います。

ドレスと同化しないように色の濃淡を調整したほうがいいでしょう。

シックな印象にまとめたいなら、茶色や赤紫の花を取り入れるのがおすすめです。

レッドのドレスには淡いピンクのブーケ

ドレスの色 ブーケの色
レッド ピンク&白、ピンク&薄紫

鮮やかなレッド系のドレスは、ドレス自体のインパクトが強いので淡いピンクのブーケが合うでしょう。

ピンク&白、ピンク&薄紫でグラデーションをつけたブーケも相性抜群です。

青い花を使ったブーケはドレスから浮いてしまうので避けたほうが無難です。

ブルーのドレスには青&白でまとめたブーケ

ドレスの色 ブーケの色
ブルー 青&白

スタイリッシュなブルー系のドレスは、青&白でまとめたブーケを持つと品良くまとまります。

可愛い系にしたい場合は、反対色の黄色やオレンジの花を混ぜても良く合うでしょう。

ネイビーのドレスには、ワインレッドや紫でまとめたブーケがおすすめです。

グリーンのドレスには黄色やオレンジでまとめたブーケ

ドレスの色 ブーケの色
グリーン 黄色、オレンジ

グリーン系のドレスには、黄色やオレンジでまとめたブーケが一番映えるでしょう。

黄色かオレンジをベースに、ピンクや薄紫の花をポイントで取り入れるのもおすすめです。

パープルのドレスには淡いピンクで統一感をだす

ドレスの色 ブーケの色
パープル ピンク、白

パープル系のドレスは、淡いピンクでまとめると統一感を出すことができます。

濃い紫色のドレスの場合、あえて白だけでまとめるとシックなドレスの魅力を引き立てることができるでしょう。

イエローのドレスには暖色系のブーケ

ドレスの色 ブーケの色
イエロー オレンジ、赤

イエローのドレスには、同じ暖色の赤やピンクのブーケがよく合います。

ドレスの色より少し濃い目のオレンジを基調としたブーケや、赤やオレンジのグラデーションでまとめたブーケも素敵です。

会場の装花とブーケの色を合わせたほうがいいの?

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会場の装花とブーケの色は必ずしも合わせる必要はありませんが、統一感を出したいなら同系色で合わせることをおすすめします。

たとえば会場装花が水色なら、ブーケも青や黄緑と基調とした色にすると全体的にまとまりが良いです。

もしくは会場装花を黄色でまとめてブーケをオレンジ系にすると、あたたかくアットホームな印象を与えることができるでしょう。

結婚式のテーマカラーが決まっているなら、ブーケの色も合わせてみてはどうでしょうか。

ブーケはどうやって準備する?式場・個人注文・レンタル・手作りの相場まとめ

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ブライダルブーケを選ぶ方法は、式場で手配、個人注文、レンタル、手作りの4パターンがありますが、どれが一番お得なのか分かりにくいですよね。

ブライダルブーケの中で定番と言われるラウンドブーケの価格で比較したいと思います。

まずはそれぞれの相場と特徴を理解して、自分にあったブーケを選びましょう。

結婚式場の提携業者に頼むときの相場は3万円〜5万円

ブライダルブーケを結婚式場の提携業者に依頼したときの相場は3万円〜5万円です。

提携業者は紹介料として金額の一部を式場に納めなければならないため、自分で用意するより割高な金額設定が設けられています。

しかし生花でできたブライダルブーケは傷みやすいので、式場で保管してもらったほうで良い状態で本番に臨むことができるメリットもあります。

値段は高いですが、自分で準備して保管する手間をかけたくない人にはおすすめです。

外注するときの相場は1万5千円〜3万円

ブーケを個人で外注するときの相場は1万5千円〜3万円です。

これはあくまでも目安の金額で、名の知れた有名店で注文するともっと割高になります。

逆にインターネットで格安のブーケを購入することも可能ですが、写真と実物のイメージが違うなどのトラブルが少なくないので気をつけましょう。

また結婚式場によっては持ち込み料を取られたり、持ち込みすること自体ができない場合があるので、必ず事前に確認してください。

レンタルの相場は7千円程度

ブライダルブーケをレンタルするときの相場は7千円程度になります。

結婚式の2週間前までに注文して、本番直前に一番良い状態で受け取ることができて便利です。

デメリットとしては、実物のイメージが違っても取り替えることができないことが挙げられます。

金額は外注するよりリーズナブルですが、持ち込み制限がある式場の場合、追加料金と合わせるとあまりお得ではなくなる可能性があるので、事前に問い合わせておきましょう。

自分で手作りするときの相場は5千円程度

ブーケを手作りするときの相場は5千円以下なので、4つの中でもっとも安く準備することが可能です。

ただ手作りブーケにはいくつか注意点があります。

まず生花でブーケを作る場合、傷みやすいので結婚式の直前(前日)に作る必要があり、準備に追われている花嫁が自ら作るのは時間的に余裕がありません。

造花のブーケなら時間をかけて製作することができますが、生花・造花に関わらず素人が簡単に作れるものではないことを理解しておきましょう。

造花ブーケは必要な材料が揃った手作りキットで作ることもできますが、持ち込み制限については事前に式場に確認しましょう。

ブーケを手作りするなら専用キットや百円ショップの造花がおすすめ!

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ブーケは自分でこだわって作りたい、ブーケにかかる費用を節約したいという理由から、ブーケを手作りする花嫁さんが増えています。

結婚式の準備で忙しいプレ花嫁さんがブーケを手作りする場合、プリザーブドフラワーや造花を使用した手作りキットがおすすめです。

とにかく費用を節約したい場合は、百円ショップの造花を使って手作りするという方法もあります。

手作りキットと百円ショップの特徴をそれぞれ紹介しますので、手作りブーケを検討している人は参考にしてください。

ブーケを専用キットで作る

ブーケのキットはインターネットで購入することができ、値段の相場は1万円〜2万円です。

プリザーブドフラワーは特殊な加工が施されているため枯れたり傷んだりする心配がありません。

所要時間は4〜5時間で、取り扱い説明書を参考に作れば初めての人でも見本通りのブーケを作ることができます。

さらに結婚式後は部屋のインテリアとして飾ることも可能です。

ただ直射日光で退色したり湿気で形が変わってしまうことがあるので、保管場所には気をつけましょう。

キットに含まれているもの プリザーブドフラワー、取扱い説明書、ブーケホルダー、リボン、ワイヤー、フローラルテープ、ブーケスタンド(含まれない場合もある)
自分で用意するもの ハサミ、ボンド、ピンセット、両面テープ

ブーケを百円ショップの造花で作る

最近は百円ショップでも造花の種類が豊富に扱っているので、遠目では生花のブーケと区別がつかないようなブーケを手作りすることが可能になりました。

大小さまざまな造花を束ねるだけで、世界にひとつだけのブーケを作ることができます。

千円程度で可愛いブーケが作れるので、まずは練習用に作ってみるのもいいかもしれませんね。

百円ショップで調達するもの 好きな色の造花(例:大きい花2束、小さい花3束)、リボン
自分で用意するもの セロハンテープ、ホッチキス