結婚式場の画像

結婚式でとても費用がかかるものは、実は装花だということをご存知でしょうか。

結婚式といえば、キレイな花がいたるところに飾られているイメージがありますよね。

たしかに結婚式には花がかかせないですし、花によって結婚式の雰囲気が左右されるといっても間違いではありません。

しかし、多くの人がドレスや婚礼料理を一番に考えてしまうので、装花のことは二の次になってしまっているのです。

気が付いたときには、あれ?お花ってこんなに高いの?ということになりかねません。

そのため事前にブライダルフェアなどで飾ってある装花の量や色、種類などの確認をしておきましょう。

もしもプランナーさんに装花の値段を聞くことができるならば、事前に聞いておくことでその式場での相場を知ることもできるのでおすすめです。

「ポイント」

ブライダルフェアなどであまりにも装花にお金をかけている式場の場合は、最低価格が高めの設定になっていることもあるため注意しましょう。

結婚式で使用している装花の相場はどのくらい?

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結婚式で使用している装花の相場は、思っているほど重要ではありません。

たしかに、装花の相場はある程度予想をすることはできます。

メインテーブルで4〜10万、ゲストテーブルの装花で4千〜1万円など、数字を提示することは簡単です。

しかし装花においては相場を気にするよりも、飾りつけされる花のボリュームを重視したほうがいいのです。

たとえばAの式場とBの式場で同じ金額で飾りつけてもらったとしても、Aの式場では単価の高いお花をふんだんに使いボリュームがなかったが、Bの式場ではバランスよく大小の花を混ぜて飾りつけをしてもらえることもあります。

同じ金額でも、花の使い方によって見栄えが全く変わってくる可能性は十分にありえるのです。

そのため装花にかかる費用をおさえたいのであれば、相場を比較して考えるのではなく、費用を抑えてボリュームを出す方法を考えなければいけないのです。

そもそも装花はなぜあんなにも高いの?

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結婚式の準備をすすめていくとドレスや料理など、絶対に妥協できない部分がでてきますよね。

そんな結婚式準備の最中に見積書を見てみると、多くの人は装花の値段を節約できるのではないかと考えます。

他で妥協できない分、装花を少しでも節約したい!と思うのは結婚式の準備をしている人なら誰でも通る道なのです。

では、そもそも装花はなぜあんなにも高値になってしまうのでしょうか。それには下記のような理由があります。

傷のないものを選ぶため仕入れる量が多い

結婚式で使用されている花は傷のない、キレイなものばかりですよね。

しかし、実際にお花を結婚式場に運び入れる時点では移動中に傷がついてしまったり、花びらが落ちてしまう花も少なくありません。

この時点で気が付いた人もいるかもしれませんが、結婚式では使用する花の量よりも2〜3倍の花を式場に仕入れているのです。

他にも装花には飾り付ける人件費なども含まれていますが、根本的に装花が高くなってしまう理由は多めの本数を仕入れている点ではないかと思います。

しかし、結婚式を挙げるためには仕方のないことでもありますよね。

装花の価格によっては、ぼったくられているのではないかと感じるかもしれませんが、装花の値段を抑えるのであれば値段が高くなってしまう理由を知った上で考えるようにしましょう。

装花を節約する前に一旦冷静になろう

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結婚式の装花にかかる費用を抑えたいと考えている人は多いと言いましたが、装花の費用を節約する前に一旦冷静になって考えましょう。

実は結婚式に参加するゲストがこの結婚式はケチっているなと感じる部分として、料理や引き出物に次いで装花が挙げられているのです。

結婚式を挙げる側からすると装花はどこまでいっても飾りだからと考えてしまいがちですが、意外にもゲストは注意深く見ているものです。

このように、あまりにも装花を節約してしまうとゲストに気づかれてしまうこともあります。

そのため装花の量を減らす時は、本当にその場所の装花を減らしても結婚式として見栄えはするのか、問題はないのかを考えましょう。

装花はどこまでも減らすことのできる部分でもありますが、逆にゲストの目に付きやすい部分でもあります。

せっかく結婚式を挙げるのに、ゲストにケチっているなと思われるのは嫌ですよね。

装花を節約することも大事なことですが、結婚式として見栄えがしなくなるほどの節約をするのではなく、費用を抑えてボリュームを出すようにしましょう。

装花の値段を抑えるコツは花の種類を指定しない!

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結婚式の会場装花の相場はゼクシィによると平均17.3万円と言われています。

会場装花の中には挙式のバージンロード、披露宴でのメインテーブルやゲストテーブル、ウェディングケーキの周りを飾るための花など様々なものが含まれています。

平均17.3万円と聞いて、一回限りしか使わない花なのにそんな高いなんて、と感じる人が多いのではないでしょうか。

もちろん装花の費用を抑えるコツは存在するのです。

花の種類を指定しないのがコツ

それは実に簡単で、花の種類を指定しないことです。

花はシーズンというものがあるので季節によって生産量が多いものと少ないものがあります。

たとえば、冬にひまわりをたくさん使用したいとお願いすると、もちろん希少なものになってしまうので値段は高くなってしまいますよね。

そのため金額だけを伝えて、この予算内でボリュームのあるものを作ってください、とお願いするほうが結果的にいいものに仕上がることのが多いのです。

この時、おおまかな色合いは伝えておいたほうがいいですが、花については一般的な人よりも花屋さんのほうが詳しいので花の種類や量までは指定しないようにしましょう。
造花やグリーンを生花に混ぜる工夫をする

結婚式の装花の費用を抑えるのであれば、生花だけでなく造花やグリーンを使用する工夫もしましょう。

生花よりも造花のほうが安価ですし、グリーンをうまく使用することでボリュームを出すこともできます。

しかし、注意しなければいけないのは造花を使用する場所と、造花に頼りすぎてしまわないこと。

そしてグリーンばかりを使用して装花をなくしてしまわないことです。

造花を使用しすぎてしまうとゲストは一目で気がついてしまいます。

造花を使用するときはゲストが近くで見る機会のある場所は生花、壁飾りなどのあまり目につかない部分は造花、など使い分ける工夫をしましょう。

そしてグリーンは生花よりも単価が安く、量も多いことからうまく混ぜて使用するのがおすすめです。

グリーンを使用することでナチュラルな結婚式を演出することができますが、グリーンばかりで生花をなくしてしまうようなことはやめましょう。

「ポイント」

他にもキャンドルなどをゲストテーブルの中心に置くことで装花の量を減らすことはできますし、フラワーシャワーを造花にするなどの工夫もできますよ。

外部からの持ち込みは節約できるがほぼNG

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結婚式において、持ち込みできるものは持ち込むことが鉄則と言われていますが、装花に関しての持ち込みはほぼNGだと考えておきましょう。

結婚式の準備は時間との勝負になってくるので、式場の扱い方になれていない外部の業者などが立ち入ることを式場は受け入れてくれません。

式場側としても結婚式の準備をスムーズにおこなうためには、リスクが高くなってしまいますよね。

もしも持ち込みOKの式場があったとしても、水漏れ厳禁や花びらを落としてはいけないなどの規制が厳しいため、持ち込みは避けておいたほうが無難です。

結婚式が終わった後の装花の活用方法

装花は結婚式の1回きりでの使用になりますが、その後の活用方法には工夫をすることができます。

大きく分けて2つのパターンがありますが、自分たちに合った装花の活用方法を選択しましょう。

友人に頼んで二次会に持って行く

最近では結婚式後に二次会をおこなう人が増えてきています。

その時に披露宴会場などの装花を持って行く新郎新婦が増えてきているのです。

最近では20組に1組程度の割合で、二次会でも結婚式の装花を使用している人がいます。

結婚式の装花はレンタルではないので、事前にプランナーさんに二次会へ持って行くことを伝えておけば持ち帰ることも可能なのです。

しかし、新郎新婦は他にも荷物が多くやらなければいけないことがあるため、事前に友人に頼んでおくのがおすすめです。

ゲストに持って帰ってもらう

二次会などをおこなわなかったり結婚式後に装花を使用しない場合は、ゲストに持ち帰ってもらうのもいいのではないでしょうか。

結婚式で使用した装花を持ち帰ることは、幸せを運んできてくれるようでご利益がありそうですよね。

そのうえゲストに持ち帰ってもらうことも考えると、装花にかかる費用もおもてなしの一部だと考えることができますよ。

ブライダルフェアの装花は平均よりも豪華になっている

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ブライダルフェアの装花を見ておくことは重要と説明しましたが、実際に一般的な結婚式でブライダルフェアレベルの装花を再現することは難しいと言われています。

なぜかというとブライダルフェアの装花は、一般的な結婚式の装花よりも豪華にしてあることが多いからです。

そのためブライダルフェアの装花で気に入ったものがあったとしても、再現する感覚で見学するのではなく、参考にする程度にとどめておきましょう。

ブライダルフェアで季節に合った装花をチェック

ブライダルフェアの装花はその季節に合っている花を使用していることが多いです。

そのため挙式1年前のブライダルフェアに参加し、その時期における旬の花や色合いなどの雰囲気を見ておくのがいいのではないでしょうか。

シーズンの花を多めに使用するほうが、装花の費用を安く抑えることができますよ。