結婚式に参列する際、何を持って行くべきか分からなくて困った経験はありませんか。
このページでは、「結婚式にゲストが持って行くべき持ち物」や「サブバッグを選ぶときのポイント」などを紹介しています。
忘れ物がないかリストにまとめてチェックしましょう。
結婚式にゲストが持っていくべき5つの持ち物
結婚式には、必要なものだけを厳選して持って行くのがマナーと言われています。
しかしゲストとして参列する際、フォーマル用のパーティバッグやクラッチバッグは小さいので、何を持って行くべきか迷ってしまいますよね。
「ゲストが持って行くべき5つの持ち物」を紹介しますので、参考にしてください。
- ご祝儀
- 招待状
- 財布
- ハンカチ&ティッシュ
- 携帯電話・スマートフォン
ご祝儀
結婚式にご祝儀を持って行くのは基本中の基本です。
稀にご祝儀袋だけ用意して中身を入れ忘れる人がいるので、渡す前に中を確認するようにしましょう。
新札には「新しい門出をお祝いする」という意味があるので、現金はシワのついていない新札を入れるのがマナーです。
またご祝儀は、袱紗(ふくさ)に包んで折れ曲がったりしないように配慮するのも大人のマナーです。
なるべく前日の夜までに、現金とご祝儀袋を用意しておくようにしましょう。
招待状
招待状は結婚式の開場時間・開始時間から会場の地図など、必要な情報がすべて記載されています。
招待状を持って行かない人も多いようですが、結婚式場が必ずしも立地が良い所とは限らないので、途中で道に迷うこともあるかもしれません。
招待状があれば、地図を確認したり直接会場に連絡することも可能ですので、必ず持って行きましょう。
財布
結婚式には、ご祝儀だけでなく財布も必ず持って行きましょう。
予定より早めに着いたときや二次会まで時間が空いたときに、お店に入って時間をつぶす可能性もあります。
ある程度のお金は準備しておいてください。
結婚式に参列するゲストの中には、パーティーバッグが小さいなどの理由から、荷物を少なくするために財布を持ち歩かない人もいます。
パーティバッグに入るサイズの財布を準備しておき、当日に必要な現金とカードだけ移し替えると便利です。
ハンカチ&ティッシュ
ハンカチとティッシュは、エチケットとして常に持ち歩くべきアイテムですが、特に結婚式では感極まって泣いてしまったときや料理や飲み物をこぼしてしまったときに必要になります。
ハンカチは、他人に見られて恥ずかしくないデザインのものを準備しておいた方がいいでしょう。
なお女性ゲストは、涙を拭いたときに化粧が落ちる可能性があるので、白色以外のハンカチを持って行くことをおすすめします。
携帯電話・スマートフォン
携帯電話やスマートフォンは忘れず持って行きましょう。
ほかのゲストと待ち合わせをする場合や、地図、乗り換え、路線などを確認するときに便利です。
また結婚式場で久しぶりに再会した友人や、新たに知り合いになった人との連絡先交換に役立ちます。
最近はスマートフォンの画質が良くなったことから、スマートフォンをデジタルカメラ代わりに利用することもあります。
男性ゲスト|結婚式に参列するときに準備しておくべき3つの持ち物
男性ゲストの中には、ご祝儀・財布・スマートフォンだけをフォーマルスーツのポケットに入れて、手ぶらで結婚式に参列するという人が多く見られます。
しかし上記で説明した5つの持ち物以外にも、男性ゲストが携帯しておいたほうがいい持ち物がいくつかあります。
男性ゲストが準備しておくべき3つの持ち物をご紹介します。
- ヘアスプレーやワックス
- ミント系のタブレット
- 二日酔い防止薬や胃腸薬
結婚式というフォーマルな場では、普段以上に身だしなみには注意しなければなりません。
ヘアスプレーやワックスを準備しておけば、式の合間や二次会への移動時にすぐに使えて便利です。
披露宴や二次会では、たくさんの料理やお酒を口にしますので、ミント系のタブレットで口臭対策をすることをおすすめします。
また、つい飲み過ぎてしまったり急に体調を崩してしまったときのために、二日酔い防止薬や胃腸薬を準備しておきましょう。
薬に関しては、女性ゲストも持って行くことをおすすめします。
男性は荷物が少ないからって手ぶらで参列してもいいの?
男性ゲストが結婚式に手ぶらで参列するのは、マナー違反ではありません。
実際、男性のフォーマルスーツや礼服には内ポケットがたくさんあるので、手ぶらで参列する男性は少なくありません。
しかしご祝儀や財布など最低限の持ち物を入れるバッグは、男性も持っていたほうが便利です。
スーツや靴と色を合わせたクラッチバッグを選ぶようにしましょう。
女性ゲスト|結婚式に参列するときに準備しておくべき持ち物
女性ゲストの場合は、結婚式に参列するときの持ち物はできるだけ少なくしたいと思っていても、いろいろ持って行きたいものが多くて荷物が増えてしまうのが悩みの種です。
そんなときは絶対に必要な持ち物が何かをイメージしてみると、余計な荷物を増やさずに済みます。
例えば、女性ゲストはフォーマル用の華やかなドレスやアクセサリーを身につけるため、思わぬトラブルが起こることがあります。
普段とは違う衣装やメイクで起こりうる事態に対応できるように、事前に準備しておきたいアイテムをまとめました。
- 予備のストッキング
- 絆創膏
- メイク道具&手鏡
予備のストッキングは、伝線してしまったときのために必ず持っておきたいアイテムです。
ネイルやアクセサリーで引っ掛けて伝線するトラブルは少なくないので、予備があれば安心です。
絆創膏は、靴擦れを起こしてしまったときのお助けアイテムです。
結婚式では、フォーマル用パンプスで靴擦れを起こす女性ゲストが非常に多いので、ぜひ持って行くようにしましょう。
結婚式で感動して泣いてしまったときや、メイクが崩れてしまったときのために、メイク道具は必須アイテムです。
親族(両親)の持ち物|忘れてはいけないアイテム5選
新郎新婦の両親として参列する場合、どんな持ち物が必要なのでしょうか。
両親は主役の二人を支える立場として、ゲストをおもてなしする立場です。
結婚式当日はゲストへの挨拶まわりや新郎新婦のサポートなど多くの役割があり、持ち物に関しても一般ゲストと異なります。
両親が準備しておくべき持ち物をまとめましたので、参考にしてください。
- スピーチ原稿
- 結婚式の進行表
- 席次表
- 媒酌人、主賓、遠方からのゲストへの車代・謝礼代
特に新郎の父親に気をつけてほしいのが、スピーチ原稿です。
新郎の父は披露宴の最後に両家代表謝辞をおこなうのが一般的ですので、スピーチをおこなう場合は絶対に忘れないようにしましょう。
結婚式の進行表や席次表は、ゲストへの挨拶まわりをする大切な役目がある両親には欠かせないアイテムです。
披露宴の最中も進行表をチェックするように心がけ、歓談タイムに入ったら挨拶まわりを始めてください。
媒酌人(仲人)、主賓、遠方からのゲストへの車代・謝礼代は、新郎新婦の両親があいさつを兼ねて渡します。
車代は交通費の半額~全額、仲人(媒酌人)や主賓への謝礼は1万円以上が一般的なうえ、それ以下だと失礼に当たるので注意しましょう。
必須ではないけど持っていると便利なアイテム
結婚式に参列するときに必要な持ち物について説明してきましたが、このほかにも持っていると便利な持ち物がいくつかあります。
むやみに荷物を増やす必要はありませんが、状況に応じて以下のアイテムをバッグに入れておきましょう。
- デジタルカメラ
- エコバッグ
- デジタルカメラやスマートフォンの充電器
スマートフォンや携帯電話でも写真を撮ることは可能ですが、新郎新婦の一番美しい姿を記念に残したいなら、デジタルカメラがおすすめです。
大切な思い出はデジタルカメラで撮っておきましょう。
エコバッグを持って行くと、引き出物や会場装花のおすそわけ、二次会の景品などを持ち帰るときに便利です。
小さく折りたためるエコバッグを一枚持っておくと安心です。
デジタルカメラやスマートフォンは、たくさん写真を撮っているとすぐに充電が切れてしまうので、充電器を持って行ったほうが無難です。
どうしても荷物を増やしたくない場合は、事前にカメラやスマートフォンの充電を100%にしておきましょう。
荷物が多いならサブバッグが便利!紙袋でもいいの?
結婚式で定番のフォーマルバッグは、小さすぎて機能性が良くないものが多くて使いづらいですよね。
しかし荷物が多くなってしまったからといって、普段使いのバッグやブランドロゴが入った紙袋を式場に持ち込むのはマナー違反です。
綿や麻のバッグも、カジュアル感が強過ぎて結婚式に持って行くべきではありません。
そんなときに大活躍するのがサブバッグです。
メインのバッグと色合いが近く、華やかでフォーマル感のあるサブバッグを選びましょう。
サブバッグを選ぶときのポイント
サブバッグの色は、ドレスに合わせやすいことからベージュ(ゴールド)、グレー(シルバー)、ブラックの3色が基本なので、自分のドレスやメインのフォーマルバッグと色を合わせて選ぶようにしてください。
マチ付きで内ポケットのあるサブバッグは、スマートフォンや小物を入れるときに役立ちます。
収納力が高いので、結婚式以外のフォーマルシーンでも使えます。
サブバッグの素材は光沢感のあるものがフォーマルな場にぴったりですが、サテン、シャンタンはドレスの素材にもよく使われる素材なので、自分のドレス素材と合ったものを選ぶようにしましょう。
遠方の結婚式に参列するときの持ち物に関するマナーが知りたい!
遠方に住む家族や友人の結婚式に参列する予定のある人は、どんなことに注意すべきか気になりますよね。
飛行機や新幹線での長距離移動が必要な結婚式に招待されたら、衣装や靴は持ち運ぶことになります。
スーツケースなどを持参して結婚式場に行く場合のマナーについてまとめましたので、参考にしてください。
- クロークに荷物を預けるタイミングは受付前
- 受付前に必要なものを取り出しておくこと
- 必要なものだけを持ち込む
クロークに荷物を預けるタイミングは受付前
クロークに荷物を預けるタイミングは、結婚式場に到着した直後(受付前)が一般的です。
貴重品は預かってもらえないので自分で管理しましょう。
受付前に必要なものを取り出しておくこと
式場内に持ち込むものは先に取り出しておきましょう。
取り出し忘れたものがあると、クロークに戻らないとけなくなるので要注意です。
必要なものだけを持ち込む
結婚式や披露宴の会場内には、大きな荷物を持ち込まないのがマナーです。
必要のない荷物はクロークに預けましょう。
招待状やご祝儀を紛失した・忘れた・汚したときの対処法
結婚式の招待状を紛失したり、ご祝儀を忘れてしまった場合はどうしたらいいでしょうか。
結婚式の招待状は2〜3ヶ月前に送られてくるため、掃除や引越しなどで紛失してしまうトラブルは少なくありません。
またご祝儀を準備したのに家を出るときにうっかり忘れてしまうということも、実はゲストがやってしまいがちな失敗です。
こういった事態になったときは新郎新婦に迷惑をかけないためにも、大げさに騒がず対処することが重要です。
もし招待状を紛失したりご祝儀を忘れてしまったら、落ち着いて次のように対処しましょう。
招待状のトラブル対処法
トラブル | 対処法 |
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招待状を紛失(返信ハガキ送付済み) | 新郎新婦には伝えずに出席する |
招待状を紛失(返信ハガキ未送付) | 新郎新婦に正直に説明し、別のハガキで返信する |
返信ハガキを汚した | 別のハガキで返信する |
結婚式に招待状を忘れた | 新郎新婦には伝えずに出席する |
招待状は、主催者側が同封の返信ハガキでゲストの出欠を把握でき、ゲストに会場と日時を伝えるためにあります。
もし紛失してしまっても、慌てずに対処してください。
ご祝儀を忘れてしまったときの対処法
トラブル | 対処法 |
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手持ちの現金がある | コンビニなどでご祝儀袋を買う |
手持ちの現金がない | 受付で事情を説明して後日お祝い金を送る |
結婚式場の近くにコンビニや売店があれば、ご祝儀袋も現金も準備することができます。
もし返金を準備できない場合は、受付で正直に事情を説明しましょう。
結婚式に忘れ物をすることがないように、事前にチェックをしっかりおこないましょう。