封筒

結婚式で最も感動する演出として人気の花嫁の手紙。

いざ自分が書くとなると、どうやって書いたらいいのか分からない人が多いのではないでしょうか。

結婚式ならではの独自のルールやマナーがあるのではないかと、不安を感じることも多いと思います。

この記事では花嫁の手紙の書き方を紹介していきます。

  • 手紙は3つの基本の型に沿って書こう
  • 忌み言葉は使わないようにしよう
  • BGMや前後の演出で花嫁の手紙をさらに感動的にできる
「こちら」

先輩花嫁が結婚式で実際に読んだ手紙をテーマ別で6つ紹介していきますので、参考にしてください。

花嫁の手紙には基本の型があるからルールを押さえておこう

花嫁の手紙

花嫁の手紙を書くにあたって、まずは基本の型を把握しておく必要があります

基本の型を知らずに思いのまま書いてしまうと、分かりづらい文章になり両親への感謝の気持ちがうまく伝わりません。

基本の型は以下のとおりです。

  1. 書き出し
  2. 本題
  3. 結び

書き出しは文章の書き始め、本題は両親とのエピソードや感謝の言葉、結びは締めの言葉を表しています。

以上の3つを組み合わせると、感謝の気持ちが伝わりやすいキレイな文章を書くことができますよ。

では基本の型を一つずつ解説していきます。

書き出しのパターンは2種類

花嫁の手紙の書き出し

まずは書き出しについて解説していきます。

書き出しは、挨拶や呼びかけにしておくのが無難です。

2つのパターンがあるため、片方または両方を組み合わせて文章にしていきましょう。

書き出しのパターンは以下のとおりです。

ゲストへの断り

本日はご多用のところ、披露宴にご列席いただきましてありがとうございます。

この場を借りて、両親への感謝の言葉を申し上げることをお許しください。

家族への呼びかけ

お父さん、お母さん、27年間、愛情を持って育ててくれてありがとう。

今日は感謝の気持ちを伝えるために、手紙を書いてきました。

書き出しにゲストへの断りを入れておくと丁寧な印象になります

また両親の呼び方はパパとママではなく、お父さんとお母さんに統一するのが基本です。

とはいえ普段パパとママと呼んでいる場合は、呼びかけのみパパとママにすると両親から喜んでもらえます。

書き出しが終わったら、続いては本題に入っていきます。

本題には感動的なエピソードを盛り込もう

花嫁の手紙

本題は手紙のメインに当たる部分です。

両親への感謝の言葉や、子どもの頃のエピソードなどを中心に書いていきましょう。

嬉しかったことや楽しかったイベント、迷惑をかけてしまった出来事など、両親をからめた内容にするとより感動的な手紙を書くことができます。

ただし犯罪系の話や身内しかわからないようなネタを入れるのはやめておくのが無難です。

ゲスト全員がわかる、または簡単に想像ができるエピソードを用意しましょう。

本題の例文を紹介していきます。

家族とのエピソード

お母さんとは学生時代、喧嘩ばかりしていましたね。

当時はお母さんが言ってることの意味がわからなくて、ほっといてよ、とたくさんそっぽを向いてしまいました。

今となれば私を心配してくれていたことがよくわかります。

お母さん、心配してくれていたのに気付けなくてごめんね。

兄弟に関するエピソードも入れてみよう

兄弟がいる人は、兄弟とのエピソードを書いても面白そうですね。

喧嘩したことや家族旅行の思い出、助けてもらった出来事など伝えたいことがあれば取り入れてみましょう。

花嫁の手紙は両親に向けたものが多いので、兄弟のエピソードを取り入れることで印象深い手紙になります

例文は以下のとおりです。

兄弟とのエピソード

お姉ちゃんとはよく一緒に買い物に行きましたね。

初めてのバイト代でお姉ちゃんが買ってくれたブレスレットは、今も私の宝物です。

本題を書き終わったら、いよいよ結びの言葉で手紙を締めくくります。

結びの言葉は3つの流れに沿って考えよう

花嫁の手紙の結びの言葉

結びの言葉は手紙の最後を飾る大事な部分です。

両親はもちろん、義両親や参列してくれたゲストへの感謝の気持ちを書き綴りましょう

3つの流れに沿って文章を考えると、キレイな仕上がりになります。

  1. 両親への感謝の言葉、抱負
  2. 義両親へのメッセージ
  3. ゲストへの感謝の言葉

両親への抱負には、幸せになりますという意思表示が最適です。

幸せになるという意思を表すことで、両親を安心させられます。

例文は以下のとおりです。

両親への感謝の言葉、抱負

私は今日、彼と結婚して温かい家庭を築いていきます。

ですが、私がお父さんとお母さんの娘であることは変わりません。

今まで本当にありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします。

義両親へのメッセージ

太郎さんのお父さん、お母さん。

こんな私を温かく迎えてくださってありがとうございます。

まだ未熟者ですが、これからどうぞよろしくお願いします。

ゲストへの感謝の言葉

今日という日を迎えられたのは、皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

これからも私たちを温かく見守ってください。

以上が花嫁の手紙の書き方です。

とはいえ上記で紹介したのはあくまでも一例です。

自分が思うままに書いてから文章をキレイに直せば気持ちのこもった手紙になるのではないでしょうか。

しかし書きたいことが多すぎて長くなってしまうと、ゲストが疲れてしまいます。

長くなりすぎないように、文字数を調整することも重要です。

文字数は700〜800文字にするとちょうどいい長さになる

結婚式場のパンフレットとノート

花嫁の手紙は、2〜3分で読み切る程度の長さが一般的です。

おおよそ700〜800文字を目安にすると、ちょうどいい長さになります。

上述したように長すぎるとゲストが疲れてしまいますが、短すぎても感謝の気持ちが伝わりません。

スマホやパソコンに文字数をカウントしてくれるアプリやツールがありますので、利用しながら長さを調整しましょう。

また手紙の長さだけではなく、言葉の選び方も気をつけてほしい点があります。

忌み言葉を使わないように注意しよう

結婚式場の飾り

忌み言葉という単語を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

結婚式で使うと縁起が悪いとされている言葉を忌み言葉といいます。

最近ではあまり気にしない人が増えましたが、年配のゲストからはよく思われません。

できるだけ忌み言葉を使わないように、言葉をうまく言い換えるのが無難です。

忌み言葉を紹介していきますので、手紙を書き終わったら使っていないかチェックしておきましょう。

離婚を連想させる言葉
別れる、切る、離れる、離婚、帰る、枯れる、終わる、破る、割る、裂ける、去る、飽きる、捨てる、冷える、忙しい、疎遠、壊れる、消す、降りる、嫌う、嫌い、薄い、浅い、憂い、おしまい、返す、ほどける、放す
再婚を連想させる言葉
再婚、戻る、再び、再度、繰り返す、二度、二回
不幸や死を連想させる言葉
割れる、痛い、負ける、病む、病気、倒産、忘れる、流れる、滅びる、死ぬ、焦る、敗れる、散る、悲しむ、無くす、とんでもない、生きている頃、仏、葬式、衰える、さらに、短い、悪い、相次いで
重ね言葉
度々、くれぐれも、皆々様、重々、またまた、いろいろ、しばしば、次々、わざわざ、たまたま、いよいよ、再三
その他の言葉
やばい、キモい、ウザい、ぶっちゃけ、頑固、頼りない、下ネタ

くだけた言葉を使いすぎると幼稚な印象になる

文章を書くにあたって、言葉の選び方は重要です。

花嫁の手紙は両親や親しい人へ向けた手紙なので、くだけた言葉を使うこともあると思います。

しかし、あまりにもくだけた言葉を使いすぎると幼稚な印象を与えてしまいます

公の場で読む手紙ということを念頭に置いて、言葉を選びましょう。

きちんとした言葉を使うことで、聞き心地のいい手紙になりますよ。

清書は便箋で!シンプルでおしゃれなものを選ぼう

花嫁の手紙

下書きはスマホやパソコンでおこなうのが便利ですが、清書は手書きで便箋に書いてください

やはり手紙は、手書きの文字というだけで心が動かされます。

一字一句に心を込めて、丁寧に清書してください。

また便箋は自分で用意する必要がありますが、結婚式で使用する便箋なので派手すぎるデザインだと浮いてしまいます。

なるべくシンプルでオシャレなデザインを選びましょう

人気なのは、白や淡い色などウエディングドレスを連想させる便箋です。

オシャレな便箋に両親への感謝の言葉を綴って、感動的な演出にしてください。

6人の先輩花嫁が実際に読んだ手紙の全文を紹介

花嫁の手紙を読んでいる新婦

ここからは花嫁の手紙の文例集を紹介していきます。

6人の先輩花嫁に、実際に結婚式で読んだ手紙の全文を教えてもらうことができました。

例文を見ることによって、何を書きたいのかイメージが湧きやすくなりますよ。

それぞれテーマの違う内容になっていますので、自分が書きたい雰囲気に合った手紙を参考にしてください。

では先輩花嫁が書いた手紙を紹介していきます。

※個人情報保護のため、一部内容を改変しています。

無口な父と仲の悪かった母へ向けた感謝と謝罪の手紙

花嫁の手紙

本日はご多用の中、私たちのために足を運んでくださってありがとうございます。

この場をお借りして、両親への感謝の言葉を申し上げることをお許しください。

お父さん、お母さん、今日まで私を大切に育ててくれてありがとうございました。

今日は二人に感謝の気持ちを伝えたくて、手紙を書いてきました。

お父さん、私がまだ小さい時によく一緒に散歩にいって、アイスを買ってくれましたね。

お父さんは普段本当に無口で家族の話を静かに聞いている人だけど、散歩にいった時だけはよく喋ってたよね。

帰り道に「お母さんには内緒だよ」って言いながら食べたアイスが、とてもおいしかったのを覚えています。

お母さんとはたくさん喧嘩をしましたね。

高校2年生の時、ささいな言い合いが原因で私が家出をしたときもありました。

でも家に帰ったら私の好きなご飯を用意してくれて、声を震わせながら「連絡くらいしてきなさい」とお母さんに言われた時のことは今でも忘れられません。

本当に心配してくれてたんだと思ったら泣けてきて、そうしたらお母さんまで泣き出して、結局二人で大泣きしましたね。

そのあとお姉ちゃんが帰ってきて、大泣きする私とお母さんを見て「お父さんに何かあったの!?」と血相を変えた時は本当に笑えました。

お母さん、あの時は心配をかけて本当にごめんなさい。

お姉ちゃんは、私が中学1年生の時に先輩からいじめられていたのを助けてくれたよね。

すごく嬉しかった、ありがとう。

お父さんとお母さん、そしてお姉ちゃんがくれたたくさんの愛情のおかげで、私は今日という日を迎えることができました。

たくさん迷惑をかけただけ、これからは親孝行をしていくから楽しみにしててね。

私は私の家族が大好きです。

まさやさんのお父さん、お母さん。

初めて会った時から優しくしてくれて、ありがとうございます。

至らないところもありますが、これからもどうぞよろしくお願いします。

そして私がこうして佳い日を迎えられたのは皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

これからも私たち二人をよろしくお願いします。

料理上手な母と頼り甲斐のある父に向けた手紙

花嫁の手紙

皆様、本日はご多用のところ、私たちの結婚式にご列席いただきましてありがとうございます。

この場をお借りして私から両親へ、感謝の言葉を申し上げることをお許しください。

お父さん、お母さん、今日までの長い間、大切に育ててくれてありがとうございました。

あらためて、この場で感謝の気持ちを伝えたいと思います。

お母さんは本当に料理が上手で、毎日パートで疲れているはずなのに文句も言わずいつも美味しいご飯を作ってくれました。

お祝い事があると必ず家でご馳走を出してくれて、それが楽しみで仕方なかったです。

たまに外食をしても、やっぱりお母さんの料理が恋しくなります。

お母さんがおいしい料理を教えてくれたおかげで、はやとさんの胃袋をつかむことができました。

本当にありがとう。

お父さんとは私が看護師になりたての時にケンカしたよね。

思った以上に激務でやめたいと毎日ぼやいていたら「おー、やめちまえ!」と言われて、励ましてもくれないのかと、あの時は本当に腹が立ちました。

でもお父さんが私を煽ってくれたから、「続けたい」という自分の本音に気づくことができました。

お父さんが言ってくれた「そんなにやりたいのに簡単にやめたいとか言うな、頑張れ。本当にしんどくなったら俺を頼れ」という言葉に、今でも励まされてるよ。

あの時は怒ってごめんなさい。

お父さんなりに私を励ましてくれて、本当に嬉しかったよ。

まだ未熟な私ですが、今日からはやとさんと二人で私たちらしい幸せな家庭を築いていきます。

お父さん、お母さん、これからも厳しく、優しく、私たちを見守っていてください。

はやとさんのお父様、お母様、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

30代後半の先輩花嫁が厳しい父親におくった感謝の手紙

花嫁の手紙

本日はたくさんの方がお祝いしてくださりましたこと、心より感謝申し上げます。

この場をお借りして、両親への感謝の気持ちを伝えさせていただきたく思います。

お父さん、お母さん、今まで仕事一筋で生きてきましたが、私は今日から新たな人生を歩んでいきます。

今にして思えば、私はこれまで本当に家族に支えられてきました。

正直に言うと、私は父のことがあまり好きではありませんでした。

父は幼少期の頃から厳しく、何かにつけて怒ってきて、褒めてくれたことはありませんでしたね。

母はそんな父をなだめながら「お父さんはさとみを心配してるのよ」と、口癖のように言っていましたが、にわには信じがたい話でした。

けいすけも反抗期に入るとあまり家に帰ってこなくなり、私も大学進学を機にすぐに家を出ました。

しかしプロポーズされたことを母に報告した次の日に、父がつけていた「さとみノート」の存在を母に教えてもらってから、家族を見る目が大きく変わりました。

さとみノートには、私が部活で全国大会に出場したことやテストで良い点数をとったこと、第一志望の大学に合格したことが書かれていました。

そして「おめでとう」「すごいな」「さすがは俺の娘だ」という褒め言葉が並んでおり、私はそれを見て号泣してしまいました。

お父さん、あまりに不器用すぎませんか。

お母さんも何も言わずにノートを渡してこないでください。

でもノートを見て、私は本当に父から愛されていたことを知りました。

お父さん、ずっと私を心配してくれてたんだね、言ってくれなきゃ分からないよ、でも本当にありがとう。

ずっと誤解していてごめんなさい。

私がこれまで何不自由なく生活できて、やりがいのある仕事に就けたのはお父さんやお母さんが陰ながら支えてきてくれたおかげであることを今になって痛感しました。

お父さん、お母さん、私を大切に育ててくれて、本当にありがとう。

これからたくさん親孝行をさせてください。

それからけいすけ、りょうたくんと引き合わせてくれてありがとう。

けいすけの後押しがなければ、結婚を決断できなかったと思います。

今度りょうたくんと一緒に、けいすけのバンドを見に行くね。

りょうたくんのお父さん、お母さん、私を温かく受け入れてくれたこと、本当に感謝しています。

嫁としてまだ至らない点が多い未熟者ではありますが、りょうたくんを支えていけるよう精一杯頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そしてご列席いただいている皆様、これまで私たち二人を支えてくださり本当にありがとうございました。

温かい家庭を築いていきますので、これからも私たちをよろしくお願いいたします。

家族とゲストに向けた感謝と愛情の手紙

花嫁の手紙

今日は私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございます。

この場をお借りして、大好きな家族と友人への感謝の手紙を読ませていただくことをお許しください。

まず、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、そうま、長い間本当にお世話になりました。

私たち家族は昔から本当に仲が良くて、よく買い物や旅行にいきましたね。

思春期の時はお姉ちゃんと仲が悪い時もあって、取っ組み合いのケンカもしたね。

その度にお母さんが止めに入ってくれるんだけど、またすぐケンカして。

そうまは昔から気が弱いからすぐ逃げるし、お父さんはおどおどするしで、家の中の雰囲気は最悪でした。

でもまたこうやって仲良し家族に戻れて、本当に嬉しいです。

友達から、まこの家族は仲が良くていいなって言われるたびに、そうでしょ!って胸を張りたくなります。

お父さん、お母さん、お姉ちゃん、そうまは私の自慢の家族です。

ひろきさんと結婚しても、私がみんなの家族であることは変わりません。

これからも楽しい家族でいようね!

私の友人たちにも感謝の言葉を送らせてください。

バスケ部のみんな、チームBのみんな、私と仲良くしてくれて本当にありがとう。

辛いことも楽しいことも、全部みんなと分け合ってきました。

今日ここにいられるのは、みんなのおかげです。

たくさん相談に乗ってくれたり、たまに叱ってくれたりして嬉しかったよ。

これからも仲良くしてね、みんな大好き!

そしてひろきさんのお父さん、お母さん、今日からお二人の家族に加えてもらえることが、本当に嬉しいです。

いつも優しくしてくれて、ありがとうございます。

今日という日を迎えられたのは、ここにいる皆様のおかげだと心から思っています。

これからひろきさんと温かい家庭を築いていきます。

至らない点もあるかと思いますが、どうぞこれからも温かく見守ってください。

シングルマザーの母親へおくった感動の手紙

花嫁の手紙

本日は私たちの結婚式にご列席いただき、誠にありがとうございます。

この場をお借りして、大切な母へ感謝の言葉を申し上げることをお許しください。

お母さん、今まで私を大切に育ててくれてありがとうございます。

女手一つで私を育ててくれたお母さんには、感謝の気持ちしかありません。

この25年間、本当にいろんなことがあったよね。

私が小学生の頃は本当に貧乏で、周りの子が持ってるオモチャやゲームが買えなくて、何回もお母さんにきつく当たりました。

なんで私だけ我慢しなきゃいけないの、お母さんひどいって何度も当たって、本当にごめんなさい。

なんで私にはお父さんがいないの?って責めたこともあったよね。

それまでは困った顔でごめんね、って言うだけだったのに、その時初めてお母さんの涙を見ました。

子どもながらにひどいことを言ったのは分かってたけど、あの時は意地を張って謝りもしなかった。

傷ついたよね、今更だけど本当にごめんね。

私は、お母さんが私のお母さんでよかったと心から思っています。

仕事を何個もかけもちして疲れてるはずなのに、家のことをちゃんとしてくれてありがとう。

私のためにコツコツ貯めたお金で、大学の入学金を払ってくれてありがとう。

ダメな時は叱ってくれて、いいことをしたらめいっぱい褒めてくれてありがとう。

お母さんには何回ありがとうを言っても足りないです。

大変だったときもあるけど、私はお母さんの子どもで本当に幸せでした。

これからはともひろさんと二人で新しい幸せを作っていきます。

だからお母さんは、お母さんのために時間を使ってください。

絶対に幸せになってください。

私もいっぱい親孝行をして、お母さんを幸せにします。

楽しみにしててね。

そしてともひろさんのお父さんとお母さん、未熟な私を温かく受け入れてくれて本当にありがとうございます。

まだ未熟者の私ですがいいお嫁さんになれるように頑張りますので、これからよろしくお願いします。

新婦から新郎へ感動のサプライズ手紙

花嫁の手紙

本日は私たち二人のためにご列席いただきありがとうございます。

花嫁の手紙はおこなわない予定でしたが、ゆうたくんへのサプライズとして手紙を用意してきました。

この場をお借りして読ませていただくことをお許しください。

ゆうたくん、改めてこんな私と結婚してくれてありがとう。

23歳の時に両親が交通事故で他界してから、もう3年が経ちました。

この3年間を思い返すと、ゆうたくんに助けられたことばかりでした。

ふさぎ込んだ私を元気づけようと何度も家に来てくれたり、外の空気を吸いに行こうと私を連れ出してくれたり。

時には情緒不安定になって、暴言を吐いてしまったこともありました。

ゆうたくんだって仕事が大変だったはずなのに、私を一度もせめたことはなかったよね。

本当にありがとう、そしてごめんなさい。

ゆうたくんほど優しい人を、私は見たことがありません。

ゆうたくんが支えてくれなかったら、きっと私はまだふさぎ込んでいたと思います。

23歳の時に結婚を約束してから、3年も待たせてごめんね。

ゆうたくんが大変なときは、ゆうたくんが私にしてくれたように、私が精一杯支えることをここで誓います。

一緒に温かい家庭を作っていこうね。

今まで本当にありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。

「こちら」

以上が、実際に先輩花嫁が結婚式で読んだ花嫁の手紙です。

どの手紙もステキな内容ばかりだったので、どれを参考にするか迷いますね。

ここからは、花嫁の手紙をさらに感動的にするための方法を紹介していきます。

BGMや前後の演出で花嫁の手紙をさらに感動的にできる!

結婚式のセットリストとCD

花嫁の手紙は内容ももちろん重要ですが、雰囲気づくりも大切です。

BGMや前後の演出で、感動できる雰囲気を作り上げていきましょう。

まずはBGMの選曲について解説していきます。

花嫁の手紙で流すBGMは、オルゴール調で歌詞のない曲を選ぶのが無難です。

ノリのいいクラブミュージックでは感動できませんし、歌詞があると手紙の内容が頭に入ってきません。

小田和正の言葉にできないや、Kiroroの未来へという曲のオルゴール調は花嫁の手紙で人気のBGMです。

その他にもいきものがかりのありがとう福山雅治の家族になろうよなども高い人気を誇っています。

自分の手紙に最も合うBGMを見つけて、感動できる雰囲気づくりをおこなってください。

また花嫁の手紙の前にメモリプレイをおこなうと、感動が倍増します。

花嫁の手紙の前にメモリプレイをおこなうと感動が倍増

メモリプレイは、株式会社サプライズモールが提供する新郎新婦の子供時代をプロの子役が演じるというサプライズ演出です。

新郎新婦の子供時代を思い返せるため、両親だけではなくゲストや新郎新婦の涙も誘う演出として最近密かに人気を集めています。

プロの子役に演じてもらうため費用は少し高いですが、金銭的余裕があればぜひ取り入れてほしい演出です。

メモリプレイの費用は以下のとおり。

パック 子役人数 演出時間目安 料金
ライトパック 役者4人 5分 218,000円
スタンダードパック 役者6人 7分 268,000円
プレミアパック 役者6人+α 10分 368,000円

他にも交通費として30,000円前後が必要になります。

開催地によって値段が変動するため、興味がある人は一度相談してみてはいかがでしょうか。

花束贈呈で感謝の気持ちを両親に伝えよう

花束

花嫁の手紙を読み終わったら、手紙を渡す際に一緒に花束を贈ると、さらに感動的な演出になります

今まで育ててくれた両親へ感謝の気持ちを込めて、ステキな花束を渡してください。

最近は花束ではなく記念品を送る人も増えているため、花束の代わりに両親へ贈りたいプレゼントを渡すのもいいですね

特にないのであればウェイトベアを検討してみましょう。

出生児の体重と同じ重さのウェイトベアを渡しても喜ばれる

テディベア

ウェイトベアとは自分が生まれた時と同じ重さのテディベアを指します。

両親からすると、大事な娘を初めて腕に抱いた時と同じ重さのテディベアをもらえたら、感動もひとしおです。

テディベアなので、記念品として一生残しておけるのも嬉しいですよね。

結婚式でおこなえる感動的な演出は以下の記事でも紹介していますので、合わせてご覧ください。

結婚式でやってよかった演出30選!実際におこなった先輩花嫁に聞いてみた

結婚式の演出について先輩花嫁にアンケートを取りました。やってよかったと思える演出を挙式と披露宴に分けて、30選紹介しています。絶対にやめたほうがいいNG演出も先輩花嫁の経験談をもとにまとめていますので、最高の1日だったと思える結婚式にしたい人は要チェックです!

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ここまで花嫁の手紙の書き方や例文、さらに感動的な演出にする方法を紹介してきましたがいかがでしょうか。

花嫁の手紙は両親や新郎新婦だけではなく、ゲストも感動するステキな演出です。

自分だけのエピソードを交えつつ、感謝の気持ちを家族や友人、義両親に手紙で伝えましょう。