結婚式の費用が初期見積りから跳ね上がってしまうポイントとして、アルバムが大きく関係していることをご存知でしょうか。
結婚式は人生の中で何度も経験することのない大事なイベントなので、大事な一瞬を写真に残しておきたいと思うものです。
しかし結婚式場が提示する初期見積りは、アルバム代が入っていないケースが多いことをご存知でしょうか。
最終的な支払い時にアルバム代が追加されるので、きちんと相場や節約法を知っておきましょう。

結婚式でのアルバム作成の相場を知り、節約する方法を心得ておきましょう。
結婚式で作成するアルバム本体の相場はどのくらい?
結婚式はアルバムの追加で初期見積りから費用が跳ね上がると説明をしましたが、アルバムの相場は一体いくら程度なのでしょうか。
平均して結婚式におけるアルバム作成の費用は、約10〜30万円になります。
しかしアルバム料金は印刷する紙の質やカバーの素材によっても変化してくるので、実際には5万円程度のものもあれば40万円程度のものも存在します。
一概にアルバム代といっても、どのようなランクのものを求めているのかで大幅に値段が変化してしまうのです。
ただし気を付けなければいけないのが、アルバム代と言われている料金の中には写真撮影自体の料金が含まれていないということです。
写真撮影を依頼すれば自然とアルバム作成もついてくるという考え方では、アルバム代がプラスでかかることに気がつかず予算がオーバーしてしまうこともあるのです。
写真撮影についているアルバムは2Pほどの台紙がほとんど
結婚式の写真撮影では、両家プレゼント用のアルバム付きと記載されているものを目にすると思います。
しかし両家へプレゼントするアルバムと、一般的に作成するアルバムの量や質が同じものだと考えていてはいけません。
実際に両家にプレゼントをするアルバムは、見開き2Pほどしかない写真台紙のようなものがほとんどなのです。
ドレス姿の四つ切写真や六つ切写真などを台紙に入れて、家の中に飾っている光景を見たことある人も多いのではないでしょうか。
このように写真撮影に含まれているアルバムは、新郎新婦が望んでいるほどの20〜30Pもあるアルバムではないことを理解しておきましょう。
しかし式場によっては20〜30Pあるアルバム代を含んだ写真撮影の料金を提示しているところもあるため、プランナーさんにきちんと確認するのがおすすめです。
節約するならデータのみを購入できるのがベスト
結婚式で最終的に写真関連の費用が高くなってしまうのは、アルバム代がほとんどの割合を占めています。
とはいえ結婚式だからといっても、アルバムだけで何十万もするのは少し高すぎると感じてしまいますよね。
そんな人におすすめなのが、データのみの購入をさせてもらえる式場やカメラマンです。
データのみであれば5〜10万円程度で購入できる場合が多く、アルバム代を浮かせることができます。
ただしデータのみでは販売しないと決まっているところもあるので、そんな時は一番安いアルバムを作成し、アルバムよりもデータを重視するようにしましょう。
アルバムを自作するだけで大幅に費用をおさえられる
データのみの購入ができるのであれば、アルバムは自作することもできます。
アルバム作成を専門としている業者などにお願いをすれば、平均4万円程度で結婚式用のアルバムを作成することができるのです。
もちろん集合写真の引き伸ばしや焼き回しも、自分でおこなうほうが安くなります。
データのみを受け取ることができれば、案外自分でなんでも活用することができるのです。
そのため逆にデータは渡すことができない、というカメラマンは避けましょう。
アルバムは自作で手作りするのもおすすめ
結婚式のアルバムを自作するといっても業者に依頼をするのではなく、ハンドメイドで作成したいという人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめしている自作アルバムが、表紙に一番こだわることです。
表紙には自分たちの個性を出すこともできますし、アルバムの中には入れることのできない立体的な飾り付けをすることもできます。
結局業者に依頼してしまうなら自分で全て手作りしてしまうのも、結婚式のいい思い出になりますよね。
時間がかかるので途中で投げ出してしまうことも
結婚式のアルバムを自作する上で気を付けなければいけないことが、時間がかかりすぎてしまい途中で投げ出してしまう可能性があることです。
写真を自分で印刷して、レイアウトを決めて、アルバム作成に取り掛かるという作業は、1日2日で完成できるような簡単なものではありません。
そのため、途中で嫌になって投げ出してしまうことも少なくないのです。
普段から何かを作ることが好きな人であれば問題ない作業かもしれませんが、結婚式だから少し頑張ってみようという考えでは挫折をしてしまうこともあるため気を付けましょう。
節約するのは撮影ではなくアルバム代!
最後に確認しておくことは、結婚式の写真撮影で節約をするのであればプロにお願いをする撮影代ではなく、アルバム代ということです。
写真撮影をケチってしまい後悔しても、やり直すことはできません。
しかし写真撮影のデータさえあれば、アルバム代をケチっても何度も自分で作り直すことができます。
結婚式の費用は節約することも大事ですが、必要な費用まで削ってしまわないようにしましょう。
ではプロのカメラマンに撮影を依頼すると、どれくらいの費用がかかるのかを説明していきます。
プロのカメラマンに撮影を依頼した時の相場は10万〜20万円
プロのカメラマンに撮影を依頼する際にかかる費用相場は、おおよそ10万〜20万円です。
高額だと感じる人もいるかもしれませんが、結婚式の撮影は思っているよりも難しいため素人ではうまく撮ることができません。
友人に写真撮影をお願いしたら、式後に確認したら白飛びやピンボケの写真ばかりだったというケースも存在します。
結婚式の撮影に慣れているプロにお願いすればキレイな写真を撮ってもらえるので、写真撮影代は節約しないようにしましょう。
とはいえプロにお願いするのであれば、式場提携のカメラマンか外注か迷いますよね。
式場提携と外注で迷ったら料金と立ち入り禁止区間の有無で決めよう
式場提携と外注で迷った場合は、料金と立ち入り禁止区間の有無でどちらにするか決めてください。
式場と提携しているカメラマンは、料金に式場へのマージンが上乗せされているため割高になっていることがほとんどです。
それなら外注の方がいいと思うかもしれませんが、外注してしまうと今度は持ち込み料が発生します。
そのため割高な式場提携と、持ち込み料が加算される外注ではどちらが安いのかプランナーに確認する必要があります。

立ち入り禁止区間も考慮しなければいけません。
立ち入り禁止区間とは、式場提携のカメラマンしか立ち入れない場所を指します。
撮ってほしいアングルがあっても、立ち入り禁止区間に入られなければ撮れない場合は諦めるしかありません。
プランナーに立ち入り禁止区間の有無をしっかりと確認してから、どちらにするか決めましょう。
式場提携のカメラマンの中にアルバイトがいる可能性がある
式場提携のカメラマンに依頼する場合、カメラマンがアルバイトで雇われている可能性があることも頭に入れておいてください。
実際にアルバイトが存在しているかどうかの確認をすることはできませんが、調べてみると多くの求人が出ていることは確かです。
未経験でも大丈夫と記載している式場もあるほどなので、高いお金を払って撮影をお願いしたカメラマンが実は未経験だったという可能性も0%ではありません。
もちろんすべての式場がそうだというわけではないのですが、中にはそんな式場もあるのだということを理解しておきましょう。
写真にこだわりたい人はカメラマンの過去の写真をチェックしておくのが重要
写真にこだわりたい人は、カメラマンが過去に撮った写真をチェックしておくことが重要です。
結婚式場やスタジオなどでも写真は見せてもらえますが、あくまでサンプル品なので実際に自分たちを撮ってくれるカメラマンの作品とは限りません。
過去の写真を見て気に入らなければ、カメラマンを変えてもらいましょう。
ここまで結婚式のアルバムの費用や、プロカメラマンの相場について紹介してきましたがいかがでしょうか。
結婚式のアルバムは思い出に残る大事なものなので、作っておいて後悔はありません。
費用を抑えたいのであれば、上述したように撮影代は節約せずにアルバムを自作して費用を抑えましょう。