神前式は日本古来から伝わる由緒正しい結婚式です。
チャペルでドレスを着ておこなう教会式が主流となった今でも、神前式は一定のカップルから支持されています。
しかし神社で結婚式を挙げるとなると、費用が高くなってしまうのではないと不安に思う人も多いのではないでしょうか。
神前式の費用に関する情報を細かく紹介していくので、参考にしてください。
- 神前式の平均費用は30.6万円
- 神社で結婚式を挙げるなら初穂料が追加でかかる
- 和装で一番レンタル料が高いのは色打掛
- 式場検索サイトを利用すると挙式費用が割引される
神前式の平均費用は30.6万円!教会式より安い
ゼクシィトレンド調査2019の調査結果によると、神前式で挙式を挙げる際にかかる平均費用は30.6万円です。
チャペルなどでおこなう教会式の場合、平均費用は49.2万円なので教会式より費用が抑えられることが分かります。
教会式の場合、オルガンの生演奏やオペラ歌手による生歌などオプションの種類が豊富なため料金が高くなってしまいますが、神前式はオプションが少ないので費用も抑えられるということですね。
とはいえ神前式にもオプションはあり、あれもこれもと追加してしまうと費用は高くなってしまいます。
オプションについては後ほど詳しく説明していきます。
では挙式と披露宴の両方をおこなうと、料金はいくらかかるのでしょうか。
披露宴も合わせるとトータルで約320万円が必要
披露宴のみにかかる平均費用は約290万円です。
そのため挙式料も合わせると、トータルで約320万円が必要になります。
ただし披露宴の料金はゲストの人数によって大きく変わるので、あくまで目安として覚えておきましょう。
また披露宴ではなく、食事会やカジュアルなお披露目パーティーという形をとると費用が変わってきます。
食事会の場合は、ゲスト一人に対して2〜3万円かかる計算をすれば大体の料金を算出することが可能です。
お披露目パーティーは、ご祝儀制か会費制かによって料金が変わります。
ご祝儀制の場合は披露宴と費用は変わりませんが、会費制は新郎新婦にかかる自己負担額が少なくすみます。
自分たちがどんな結婚式にしたいかによって、披露宴の形はいくらでも変えることが可能です。
挙式は厳かだから披露宴はカジュアルな形にしたい、挙式も披露宴も格式の高いものにしたい、親族だけでリラックスできる式にしたいなど自分たちの希望を書き出して、予算も合わせて考えると希望に沿った結婚式の形が見つかりますよ。
披露宴だけではなく、挙式に関してもどんなことがしたいかを書き出しておくとより詳しい費用を算出できます。
オプションを追加すると追加料金がかかる
上述したように挙式にもオプションというものがあります。
神前式の場合、巫女舞いや雅楽生演奏などが挙げられます。
料金は神社や結婚式場によって変わるため、オプションをつけたい人は直接料金を確認した方が確実です。
雅楽生演奏は、笛や太鼓などを挙式の最中に生演奏してくれるオプションです。
神前式で具体的にどんなことをおこなうのか知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
神前式の流れは?儀式の作法がわからない人でも安心のマニュアルガイド
和神前式の流れや式でおこなう内容を、初心者でも分かりやすいように砕いて紹介しています。人気の衣装や神社と館内神殿の違い、注意点など神前式をおこなうにあたって気になるポイントも合わせて紹介しているので参考にしてください。
また神社で結婚式を挙げる場合、挙式にかかる料金とは別に初穂料という謝礼金を払う必要があります。
神社で結婚式を挙げるときは初穂料も追加でかかる
初穂料とは神社に渡す謝礼金のことです。
神様への供物として、その年の最初に収穫した農作物を捧げたのが初穂料の始まりと言われています。
挙式の初穂料は神社によりますが、相場は5〜10万円です。
渡し方についても、挙式代にすでに含まれている場合もあれば別途個人で渡す場合など神社によって様々なので、希望する神社があれば事前に確認しておきましょう。
格式が高い神社だと、相場より初穂料が高いことがほとんどなので注意が必要です。
格式が高い神社は初穂料が高いので注意
格式が高い神社で式を挙げようとすると、初穂料は高くなってしまいます。
有名な神社でかかる初穂料は以下のとおりです。
東京 | 明治神宮 | 150,000円 |
---|---|---|
愛知 | 熱田神宮 | 150,000円 |
広島 | 厳島神社 | 100,000円 |
その他にも有名な神社だと三重県の伊勢神宮もありますが、残念ながら伊勢神宮では結婚式を挙げることはできません。
白無垢やドレスなどで境内に入ることもできませんので、注意してください。
とはいえ結婚の報告をする、という形で祈祷や神楽はおこなってもらえます。
その場合にも初穂料はかかりますので、気になる人は直接問い合わせてみることをおすすめします。
玉串料はお葬式などに使われるもの
謝礼金の呼び方として、初穂料以外に玉串料という名前を聞いたことがある人もいると思います。
玉串料は地鎮祭で最も使われている呼び方で、他にもお宮参りや七五三、葬儀のような場面で使われています。
結婚式でも玉串料という呼び方はできますが初穂料が一般的ですので、のし袋に書く場合は初穂料と記入するようにしましょう。
中には初穂料が高いと感じる人もいるかもしれません。
実は神社ではなく、結婚式場に併設されている館内神殿で式を挙げれば初穂料を節約することが可能です。
館内神殿で式を挙げるなら初穂料は不要
神前式で結婚式を挙げる場合、神社をイメージする人がほとんどだと思います。
しかし結婚式場やホテルによっては館内に神殿を併設しているところもあり、施設内で神前式をおこなうことができます。
館内神殿は神社ではないので初穂料はかかりません。
場所は関係なく、神前式で式を挙げたいという人は館内神殿も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
また年配のゲストが多いのであればバリアフリー化が進んでいる館内神殿の方が向いていますので、参考までに覚えておくことをおすすめします。
ここまで挙式自体にかかる費用を紹介してきましたが、衣装にかかる費用も気になりますよね。
実は挙式代の内訳で大半を占めるのが衣装代です。
では具体的にいくらかかるのか、紹介していきます。
和装は意外とお金がかかる!一番レンタル料が高いのは色打掛
一言で和装といっても、女性の場合大きく分けて4つ種類があります。
それぞれレンタル料が平均いくらかかるのか、表でわかりやすくまとめたので参考にしてください。
白無垢 | 約18万円 |
---|---|
色打掛 | 約27万円 |
引き振袖 | 約20万円 |
新和装 | 約15万円 |
一番レンタル料が高いのは色打掛です。
そもそも和装は管理が大変なうえに着付けも時間がかかるため、費用が高く設定されていることがほとんどです。
レンタルではなく購入しようとすると、100万円以上するものも少なくありません。
ドレスよりも料金が高くなってしまう場合が多いということを、理解しておきましょう。
和装の衣装に関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
結婚式の和装は全部で4種類!白無垢や色打掛など人気の着物をまるっと紹介
結婚式の和装を4種類、紹介しています。白無垢や色打掛などの有名な着物から引き振袖、和と洋をミックスした新和装まで、気になる和装を画像付きで分かりやすく紹介していますので、参考にしてください。和装に似合う髪型やネイルも合わせてチェックできますよ。
また小物に関しても、料金が発生します。
かつらやかんざしなどを使用するなら追加料金が必要
せっかく和装を着用するのであれば、かつらやかんざしを使用したいというプレ花嫁も多いと思います。
ヘアスタイルに関連する小物もレンタル料が発生します。
特にかつらは維持や管理が大変なので、料金が割高になっている場合が多いです。
具体的にいくらかかるのかを、紹介していきます。
かつらの平均相場は5〜10万円です。
かつらにも髪の長さに合わせて半かつらや全かつらなどの種類があり、全かつらの方が料金は高め。
髪につけるかんざしのレンタル相場は1万円です。
また花をつけたいという場合は、造花か生花かによっても料金が変わります。
生花の方が料金は高めで、造花は料金が安めです。
とはいえ安すぎる造花はパッと見ただけでも造花と分かってしまう質が悪いものも多いため、慎重に選ぶことをオススメします。
綿帽子や角隠しのような帽子は1万円から借りられます。
衣装だけでもかなりの金額が必要だということがよくわかりますね。
肌襦袢や足袋は基本的に自腹で購入する
レンタル衣装の中には、着物の下に着る肌襦袢や足袋が含まれていないことが多々あります。
含まれていない場合は自腹で購入する必要がありますので、注意しましょう。
肌襦袢はネット通販で2,000〜5,000円で購入できます。
肌襦袢と足袋がセットになって売っている場合もあるので、節約したい人はセット商品がオススメです。
では次に着付けやメイクにかかる費用を紹介していきます。
着付けやメイクにも料金がかかることを知っておこう
着付けやメイクなどは美容着付けとしてセット料金になっている場合がほとんどで、約10万円ほど費用がかかります。
和装はドレスよりも着用が大変なため費用は割高です。
また式の前にリハーサルとして美容着付けをしてもらう場合は、追加料金がかかることがほとんどなので注意が必要です。
ちなみに男性の着付けとヘアメイクにかかる料金は1万円と言われており、女性の10分の1程度しか料金がかかりません。
男性の紋服は平均費用10万円だから高くない
衣装においても男性が着用する紋付袴のレンタル相場は10万円で、女性よりも料金が安く設定されています。
洋装であっても男性の衣装は大してお金がかかりません。
ヘアセットはプロが気に入らなければ自分でおこなうこともできますよ。
ヘアセットを自分でおこなえば新郎にかかるのは着付け代だけなので、費用を少しでも浮かせたいカップルは視野に入れてみてはいかがでしょうか。
また挙式中の写真や動画撮影をプロに頼みたいのであれば、別途料金がかかります。
式の様子を撮影するなら約10万円かかる
せっかく厳かな式をおこなうのですから、動画は撮っておいてほしいですよね。
家族や友人に頼むのももちろんありですが、どうせならプロに頼んでみるのも一つの手です。
写真や動画を撮影するだけであれば、約10万円でおこなってもらえます。
ただし撮影してもらった写真や動画をアルバムやDVDに残そうとすると別途料金がかかるので、注意が必要です。
また前撮りも和装で考えている人のために、和装前撮りの費用相場についても紹介していきます。
和装で前撮りをおこなうときの相場は15万円!
和装で前撮りをおこなう場合、スタジオ撮影なら15万円ほどでおこなえます。
結婚の記念になりますし、ウェルカムボードとしても使用できるので前撮りはおこなっておくことをオススメします。
和装で前撮りをおこなうのであれば、京都でロケーション撮影がオススメです。
京都には和装にピッタリのロケ地がたくさんあり、和装との相性はバッチリです。
格安の撮影スタジオもありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
京都での前撮りに興味がある人は、以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
京都で結婚式の和装前撮りをしよう!おすすめのスタジオ5つを徹底比較
京都で結婚式の前撮りをおこないたいプレ花嫁のために、おすすめのスタジオ5つを徹底比較しました。費用はもちろん、オプション料金の有無や衣装数なども比較しています。また前撮りの流れや京都で人気のフォトスポットも合わせて紹介していますので、参考にしてください。
神前式の費用を節約する6つのコツ!少しでも安くしよう
ここまで神前式に関する費用を詳しく紹介してきましたが、神前式が教会式より費用が安いとはいえ普通に考えたら30万円は高額ですよね。
結婚式費用を抑えられるのなら、それに越したことはないと思います。
また結婚式費用が見積額より上がったと答えた先輩花嫁は、約8割もいます。
上がった | 81.8% |
---|---|
変わらなかった | 10.9% |
下がった | 6.1% |
無回答 | 1.2% |
結婚式費用は最初から上がるものだと考えて、いかに節約できるかを重要視していきましょう。
費用を節約するコツを紹介していくので、できる限り結婚式費用を抑えたい人は必見です。
- 式場割引サイトを利用する
- 人気の曜日や季節は避ける
- 式場のパックプランを利用する
- 衣装をなるべくシンプルなものにする
- 挙式にたくさん人を呼ばない
- 披露宴は会費制のお披露目パーティーにする
では節約するコツを詳しく紹介していきます。
式場割引サイトを利用すると結婚式費用が100万円以上割引されることも!
式場割引サイトを利用すれば、結婚式費用を割引してもらうことができます。
色々なサイトがありますが、特にオススメするのはハナユメ(https://hana-yume.net/)という式場割引サイトです。
ハナユメでは、式場見学に行くだけで100万円以上結婚式費用が割引されると評判のハナユメ割という割引サービスを提供しています。
また随時キャンペーンもおこなっており、現在はハナユメを経由してブライダルフェアに参加するだけで電子マネーがもらえます。
結婚式費用を節約したいプレ花嫁必見ですよ。
人気の曜日や季節は避けると料金が安くなる
神前式だけではなく挙式全体で言えることですが、結婚式には繁忙期と閑散期があり、繁忙期に入るとどうしても料金が高くなってしまいます。
繁忙期とは3月〜5月、10月、11月を指します。
逆に閑散期である1月と2月、7月、8月は料金が安くなることがほとんどです。
費用を抑えたいのであれば、閑散期に予約をすることをおすすめします。
また土曜日の昼間は人気なので、ゲストの都合も考えつつ平日や日曜日など人気のない曜日を指定することも費用を抑えるコツの一つです。
式場のパックプランを利用しよう
季節や曜日は譲れない、という人は式場が用意しているパックプランを利用しましょう。
特に神社で結婚式をおこないたい人は、パックプランを利用しないと割高になってしまう可能性が高くなります。
結婚式場によりますが、神社の近くにある式場であれば提携していることがほとんどです。
神社で挙式後、式場に移動して披露宴をおこなうパックプランを利用すれば、普通に予約するよりもお得に結婚式がおこなえます。
より安いパックプランを探したい人は、ブライダルカウンターを利用してどこの式場が一番お得か聞くことをオススメします。
ブライダルカウンターについては以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
結婚式相談所のおすすめはどこ?ブライダルカウンターを比較してみた
結婚式相談所はどこがおすすめなの?ブライダルカウンターを徹底比較!各結婚式場検索サイトが運営している相談カウンターについて紹介しています。特典やキャンペーンの内容からメリットやデメリットまで。このページをチェックして自分に合った相談カウンターを見つけましょう。
衣装をなるべくシンプルなものにする
パックプランには衣装代が含まれていることがほとんどですが、こだわると追加料金がかかってしまいます。
特に色打掛を選ぶ場合、派手なものを選ぶとレンタル料金も上がります。
そのため衣装に強いこだわりがない人は、レンタル料金を確認しながら衣装を決定しましょう。
レンタル料金が安い衣装だとどうしてもシンプルなものになってしまいますが、色や柄などを自分に合ったものにすれば安っぽく見えることはありません。
またお色直しは料金がかさむ原因になり得ますので、注意が必要です。
お色直しをすると料金がかさむので注意!
披露宴でお色直しをすると、衣装代が2倍かかってしまうため料金がかさみます。
お色直しの有無で20〜30万円を節約できるかどうかが決まります。
結婚式費用を節約したいのであれば、お色直しはやめておきましょう。
とはいえ衣装にこだわりたいという人も多いと思います。
衣装にはお金をかけたいと思うのであれば、衣装以外で節約するのも一つの手です。
例えばゲストの人数を減らせば、衣装代を削らなくても結婚式費用を節約することができます。
挙式にたくさん人を呼ぶと料金が高くなる
結婚式費用が高くなってしまう原因の一つがゲストの人数です。
ゲストはたくさん呼べばそれだけ結婚式費用も高くなってしまいます。
費用を抑えたいのであれば、少人数結婚式も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
親族と本当に仲の良い友達を数人呼ぶ結婚式も、アットホームでいいものですよ。
挙式は少人数でおこなって、披露宴は知人や友人をたくさん呼んで盛大におこなう形をとると費用を抑えられます。
披露宴は会費制にすると料金が抑えられる
披露宴に知人や友人をたくさん呼ぶと料金が高くなってしまう、という認識を持っている人がほとんどだと思いますが、会費制にすれば料金を抑えることができます。
会費制の披露宴は主に北海道でおこなわれているお披露目パーティーのような披露宴で、会費の相場は17,000〜18,000円です。
立食か着席かによっても料金は変動しますが、新郎新婦だけではなくゲストへの金銭的負担も少ないと最近話題です。
会費制の披露宴はカジュアルな雰囲気でおこえるので気を張ることもなく、リラックスして披露宴を楽しめます。
1.5次会という名前の方が、馴染みがある人も多いのではないでしょうか。
1.5次会について詳しく知りたい人は、以下の記事も合わせてご覧ください。
お披露目会のような1.5次会が増えている理由は?なにが魅力なの?
お披露目会のような1.5次会が人気な理由や魅力を紹介しています。費用の相場や招待状の有無、司会や引き出物の疑問まで徹底解説!披露宴をしたくない人だけでなく、海外挙式後のお披露目パーティなどにも対応できる1.5次会について詳しく知っておきましょう。
ここまで色々な節約方法を紹介してきましたが、私が一番オススメする節約方法は式場割引サイトを利用することです。
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もちろん質はそのまま!
理想の結婚式が、おトクに挙げられます。
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